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矯正で失敗…そんなときは!

2022年8月19日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

最近はマウスピースを使った矯正が支持されています。

しかし
「歯があまり動かなかった…」
「結果的に理想の歯並びにならなかった…」
様々な失敗をしてしまうケースが見受けられます。
これはなぜなのでしょうか? 

再矯正を検討されている方に、是非、読んでいただきたい情報です。

目次

■なぜ失敗してしまうのか
■再矯正を検討されている方におすすめ―「短期集中治療」
■再矯正するなら?歯科医を選ぶポイント
■まとめ

■なぜ失敗してしまうのか


「治療したが歯があまり移動しなかった」
「イメージしていた歯並びと異なるので再治療も視野に」
「数か月で終了すると言われたが、2年以上もかかっている」
どうして、このようなことが発生してしまうのでしょうか?

考えられる理由を今回は4つ紹介していきます。 

 

マウスピースを用いた矯正で失敗する理由は主に4つ

マウスピースを用いた矯正で失敗する理由は主に4つ

 

○リテーナーの装着不足

矯正治療が終わった後、「どんどんと歯並びが戻ってきてしまった」という意見も聞きます。これは、矯正治療をした後に「リテーナー」をしっかり装着しないことで起きてしまう現象です。 

怪我をしたら徐々に元の状態に戻っていくように、歯についても何もしないと「元に戻ろうとする力」が働いてしまいます。
その予防のために、矯正治療後はリテーナー装置を一定期間着用して、「現状の歯並びが正しい位置だ」ということを体に刷り込む必要があるのです。正しい位置で歯並びが安定しなくて、戻ってしまうケースがあることも知っておきたいです。 

 

○噛み合わせの問題

矯正治療は「歯並びを美しくする治療」ですが、「噛み合わせを良くする治療」
でもあるのです。
噛み合わせに問題があると、噛んだ際、噛む力を適切に分散できず、特定の歯に大きな力が加わり、それが原因となり歯並びが崩れてしまうことがあります。 

当院では「噛み合わせ」もきちんと修正していきますので、治療後の後戻りリスクを最小限に抑えることができています。近頃は多くの歯科医院で矯正を行っていますが、
「歯並びを美しく整えるだけ」ではなくて、「噛み合わせ」もきちんと考慮した医院で
治療をされることをおすすめします。 

 

○歯科医師の経験やスキルの問題

マウスピースによる矯正は、デジタル技術によって作り上げたいくつかのマウスピースを歯の動きに合わせて交換しながら歯並びを整える方法です。 ですから、技術力が重要な意味を持つワイヤー矯正と比較して「担当医の技術力や経験、知識」があまり問われない治療方法だと言われることも。 

 

しかし、はじめの「診査診断」や「途中経過の判断」は人間側がしっかりと判断する必要があり、そこでは経験、知識が大事なポイントとなるのです。
ここでの診断を間違えると、治療期間が必要以上に長くなったり、適用できないケースで治療を進める、歯があまり移動しなかった…ということもあり得ます。 

 

従来の矯正治療は専門的な教育と経験を積んだ医師が行っていましたが、デジタル化されたマウスピース矯正においては、矯正治療未経験の歯科医師も参入してきます。
矯正の知識や経験をしっかり持った歯科医師のもとで治療することこそが矯正治療成功の
カギとなるでしょう。 

 

○利用する「マウスピースメーカー」の問題

あまり把握していないかもしれませんが、マウスピースメーカーには様々なものがあります。
そしてそのメーカーによって特徴もいろいろと異なります。 

例えば、

  • 前歯部分だけしか対応していないメーカー
  • 臨床実績がかなり少ないメーカー
  • 日本で認証されていない素材を使っているメーカー
  • 全世界的に支持を集めているーカー
  • 治療精度がかなり高いメーカーや低いメーカー

などなど、本当に様々です。 

 

数あるメーカーの中でも臨床実績や技術力、性能などで、世界の歯科医師から評価を
受けているメーカーを選ぶことが大事です。
当院では世界シェアNo.1の「インビザライン」を使用しています。安心してご来院ください。 

 

■再矯正を検討されている方におすすめ―「短期集中治療」


再矯正を考えている方は「再度、何年間も治療しなければいけないのか」と
嘆かれていると思います。

ですが、再治療の場合は短期間で終わるケースもたくさんあります。また、治療期間を
短くするための取り組みもあるので、そちらをご紹介します。 

 

光加速装置「オルソパルス」は、近赤外線の効果によって治療速度を加速させる装置です。

これを使うと半分から1/3程度治療期間が短縮化されるとされています。 

使い方はとても簡単で、光が照射される部分を上下の歯茎に5分間ずつ当てるだけです。
これを1日1回行います。

もう一度時間をかけて治療することは避けたいという方におすすめの治療法です! 

 

■再矯正するなら?歯科医を選ぶポイント


再矯正する際に大切になるのが、歯科医院選びです。3つのポイントをご紹介します。 

○実績や経験が豊富

後戻り矯正で医院を探す際には、実績・経験がある歯科医師を選ぶことが重要な要素の1つです。
後戻りが発生する原因によっても異なりますが、難しい症例であるほど歯列を整える難易度は高まります。
そのため、治療にも技術が必要になり歯科医師によって仕上がりが変わる場合もあるのです。 

ホームページなどで情報を調べ、自身の症例についての実績や経験に特化した歯科医院を
探すことが重要になります。
もちろん無料の相談会を行っている歯科医院もあるので、相談し実際に話を聞くことも大切です。 

 

○きちんと説明がある

治療する歯科医院を決めた後でも、きちんと説明してくれるかどうかで見極めることも大切です。
治療を進めるなかでどういった治療をするかの流れも大切ですが、それ以上に歯科医師を
信頼できなければなりませんよね。 

どんなに有名な歯科医師であっても、詳細な治療法についての説明が少ないと不安を
感じてしまいますよね…。
自分の目で確かめることが重要です。 

 

○治療方針に納得できる

歯科医師が説明する治療方針に納得できるということも重要なポイントです。
初診時の際に治療の進め方の説明が行われますが、聞くべきことをしっかりと聞き担当医と擦り合わせることが必要になります。 

特に後戻り矯正では、初回の治療法で満足できる結果が得られなかった場合、同じ治療法を提案されるのならば不安に感じてしまいます。
何か疑問点があれば担当医に質問をして、治療方針や流れを納得できた場合のみ治療を始めることが重要でしょう。 

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか。
過去、インビザライン以外の方法で治療をして失敗や後悔をした方。
そして、再矯正を検討されている方は、是非、考慮してください! 

当院では矯正治療をしっかり学んだドクターが担当する他、最新機器を使用した分析を行い、診査診断のクオリティの向上、そして治療途中の判断を正確に行えるような体制を整えています。 

また、当院では患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする
機会を設けております。

どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。 

 

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4つの矯正方法を徹底解明!!

2022年8月12日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。 

 

「矯正」といってもさまざまな方法があります。最近ではこれまでの矯正装置と異なり、「目立ちにくい」ものがたくさん世に出てきています。透明色のマウスピースを使った矯正、歯の裏側に装置を設置する裏側矯正、その他最新の表側矯正などが存在しています。 

今回は以下4つの方法をそれぞれ詳しくご紹介していきます。
気になる矯正方法がある方はぜひ最後まで読んでみてください! 

目次

■透明なマウスピース型矯正
■目立たない表側矯正
■裏側矯正
■部分矯正
■まとめ

■透明なマウスピース型矯正


まずは、目立たない矯正装置を求める方へ!
前述したとおり、「目立たない」矯正方法がたくさん登場しています。
当院では、インビザラインと呼ばれる、透明なマウスピース型の矯正歯科装置を用いています。
マウスピース型の歯科矯正といえば、「インビザライン」。

特徴は大きく分けて3つあります。 

  • 通院回数をかなり少なくできる
  • 目立ちにくい
  • 治療可能部分が大きい 

○通院回数をかなり少なくできる

インビザラインではない方法であれば、およそ2~3週間の頻度で通院をして、毎回歯型を採って、マウスピースの製作を行う必要がありますので、大変ですよね。
しかし、インビザラインでは、基本的に1回歯型を採って、3次元画像化技術とCAD/CAM技術により、それぞれのステージのマウスピースをまとめて製作します。そのため通院回数を大幅に減らすことができます。

 

○目立ちにくい

マウスピース型矯正歯科装置は、装置の取り外しが可能で、目立ちにくいのが特徴です。しかし、歯の移動が大きい(抜歯など)場合などはマウスピース型矯正歯科装置単独では難しい場合も・・・。そのような時は一定期間、ブラケットによる矯正を併用することもあります。
取り外し可能ですので、食べたい物がなんでも食べられ、食後の歯磨きや装置の洗浄も簡単に行うことができるというのが嬉しいポイントです。
しかし反対に装置をつける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長期に及びやすくなるデメリットもあります。決められた時間、しっかり装着することが大切です。

 

○治療範囲が広い

インビザラインは、部分矯正と全体矯正の両方に対応しており、多くの症例に対応している点も強みです。
これまでのマウスピースによる矯正は治療エリアが小さいことがデメリットでした。しかしインビザラインは、ほぼすべての症例の治療が可能です。対応できる症例の代表的なものは、以下です。 

  • 出っ歯
  • 隙っ歯
  • 叢生
  • 受け口
  • 開口(前歯が噛めない)
  • 顎のずれ
  • 抜歯を伴う治療 など 

上記の症例の中でも、歯並びの状態や歯科医師の判断によってはインビザラインが利用できないこともあります。つまり、インビザラインはどのような歯並びにも100%対応しているわけではありません。しかし治療範囲が広い治療法であることに間違いはありません。従来のマウスピース矯正では治療が難しかった方でも、インビザラインによって綺麗な歯並びを手に入れられる可能性があります。 

 

■目立たない表側矯正


半透明色のブラケットを活用した矯正手法は、通常は金属であった箇所を目立ちにくしたものとなります。 

審美ブラケットは透明や白色など、歯に近いカラーをしており見た目重視した矯正装置です。 


明るいところや暗いところでも歯の色同化し、目立たないようにできています。ブラケットの他にも矯正装置として使用する接着剤やワイヤーも見えにくい素材が使われています。また、汚れや変色が少ないことも、矯正装置を装着していることに気づかれにくい要因です。 
後述する裏側矯正と「従来法と比べ目立ちにくい」ことは同じですが、審美ブラケットというのは「歯の表側」に設置しますから、裏側矯正よりも少々目立ちやすいです

 

従来の金属ブラケット

従来の金属ブラケット

 

半透明ブラケット

半透明ブラケット

 

■裏側矯正


皆さんが想像される矯正は、「歯の表面側」に設置するものだと思います。 
しかし、裏側の矯正は、歯の裏側に矯正装置を設置しますから、他の人に気づかれにくいです。 

 

■部分矯正


すべての歯を矯正せず、前歯だけなど、一部分だけを矯正するというのが部分矯正です。
部分矯正は適応症例が限定されます。ということは、すべてのケースには適応不可ということです。
しかし、適応症例であれば、すべての歯を矯正するよりも「低価格」「短い期間」で治療ができます。

具体的には下記のようなメリットがあります。

○「低コスト」で治療が可能

用いる装置、治療期間などが本格的な矯正方法とは違うので、部分矯正ではお求めやすい価格で治療が可能になります。

 

○「目立ちにくい」装置を利用できます

矯正治療は昔は「金属が丸わかり」というのが多くの方が持つ印象でした。
しかし、最近では「目立ちにくい」矯正方法も開発され、人気を得ています。前述したインビザラインや半透明ブラケット等です。
また、先ほど紹介した裏側矯正も行えます。歯の裏側に設置しますので、矯正治療を行っていることに気づかれにくくなります。

 

○気になるところをピンポイントで治療可能

前歯2本だけ、すきっ歯のところのみなど、患者様の要望にこたえることができます。

 

○「短期間」で治療が可能

あくまで「部分的」に歯を動かすため、治療に必要な期間も短くなるでしょう。
本格的な矯正だと数年…というのが一般的ですが、部分矯正であれば治療期間はほとんどの場合、数ヶ月ほどで終了します。そのため、間近に重要なイベント(結婚式や就職面接など)を控えている方に最適です。

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか。
お伝えした通り、「矯正」と一言でいってもその方法はさまざまです。ですので、患者様一人一人にあった方法で治療することが大切です。

当院では「矯正相談」を無料で行っております!また、「検査診断」に関しても無料で実施しているため、安心していただけます。
実際に治療を開始するまで、費用は頂かない仕組みです。

相談をしてしまうと治療を勧められて断りにくい……。
このようなお悩みをよく聞きますが、当院では治療を必要以上に推奨することはありません。

矯正治療は通常の治療と比較して費用が高額なうえ、治療に要する期間も必然的に長期化します。また、歯並びに関してコンプレックスがある患者様にとって、「どの医院で治療を行うか」という選択は非常に重要なものとなります。そのためたくさん悩んで、患者様が「この歯科、この先生にお願いしたい」と思ったタイミングが治療を開始すべき時なのです。

 

矯正について気になることや不安なことがある方は、ぜひ一度お気軽に相談にいらしてくださいね。

 

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矯正治療とむし歯治療について

2022年8月5日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

全国で梅雨も明けて、夏本番。暑い日が続きますね。
暑い日には、冷たいアイスやジュース、スポーツ飲料が一層美味しく感じられます。

とは言え、これらにはむし歯の原因となる糖分が多く含まれています。矯正治療を検討されている方の中には、「むし歯がある場合、矯正治療ってどうなの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、歯の矯正治療とむし歯治療の関係について、ご紹介していきます。
矯正に興味がある方や検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■矯正治療するのは、むし歯を治してからの方がいい?
■被せ物と矯正治療
■むし歯があっても矯正はできるの?
■矯正治療中にむし歯になったら?
■矯正治療中のむし歯予防について
■まとめ

■矯正治療するのは、むし歯を治してからの方がいい?


矯正治療が先か、むし歯を治すのが先か。結論としては、ケースバイケースという事になります。

基本的にむし歯の症状が重い場合は、むし歯治療が優先になります。例えばむし歯の穴が深い、痛みがあり神経の治療が必要になる、被せ物の治療が必要になる場合などです。矯正の治療器具によっては、どうしても歯磨きなどのケアがしにくく、むし歯の症状が更に悪化する可能性があります。それを防ぐため、既に重症の方はむし歯治療優先となることが多いです。

一方、痛みのない軽い虫歯や、矯正器具を装着しても邪魔にならないむし歯、器具を付けても治療ができる部分のむし歯などは、矯正治療とむし歯治療を同時に行える場合もあります。更に中には、「矯正治療で歯が動いたことにより、むし歯が見つかった」という場合もあります。

気になっている方は、まず矯正歯科へご相談に行くことをおすすめします。

 

むし歯でも矯正治療を始められることがある

むし歯でも矯正治療を始められることがある

 

■被せ物と矯正治療


むし歯治療においては、いわゆる「被せ物」や「詰め物」をされる事が多くあります。それは矯正治療前に行う場合でも同様です。その場合はどのような被せ物がいいのでしょうか?

被せ物は、現在の噛み合わせに合わせて作ります。矯正前の歯に合わせてせっかくセラミックなど高額ものを入れても、矯正後はまた噛み合わせが変わるため、しっかり噛めない場合もあります。そのため、矯正前は一旦、保険で治療をしておき、セラミックなど高価できれいな被せ物を入れるのは矯正治療が終わってからにする方も多くいらっしゃいます。

まずは担当医としっかり相談して決めることが大切です。

 

■むし歯があっても矯正はできるの?


むし歯がある状態のまま矯正治療を行うと、様々な弊害が考えられます。

一度むし歯になれば自然治癒することはなく、病状は進行します。取り外しが難しいワイヤー矯正器具を使った場合でも、歯や歯茎に痛みが出るといった状況にまでなれば、結局は取り付けたを外して治療せざるを得ません。そうなればお金や時間の面でもロスとなります。

また取り外しの簡単なマウスピース矯正の場合であっても、大きいむし歯の治療後だとマウスピースが合わなくなり、作り直すことになる場合があります。これも矯正の期間が延びてしまう原因となるでしょう。

担当医に相談した上で「むし歯治療を優先」という事になれば、それに従って治療を行うことをおすすめいたします。

 

■矯正治療中にむし歯になったら?


矯正治療中にむし歯になった、あるいは隠れていたむし歯が矯正治療によって見つかった場合の対応も、そのときどきで変わります。

ポイントとなるのは、「むし歯の程度」 、「矯正装置のタイプ」、「矯正治療の残り期間」です。

○むし歯の程度

むし歯の大きさを確認し、大きいようであれば矯正治療は一旦中断してむし歯の治療を優先するケースが多いでしょう。必要であれば、装置を外して治療することもあります。

小さい虫歯であれば、あえてむし歯をそのままにして矯正治療を続ける、またむし歯治療と矯正治療を並行して行うこともあります。

 

○矯正装置のタイプ

ブラケットやワイヤーによる矯正装置は取り外しが行いにくいです。どうしても、「ワイヤーが邪魔になって、むし歯治療ができない」という場合は、一時的に矯正装置を外してむし歯治療を行い、治療後にまた装置を再装着するという流れになることがほとんどです。

マウスピース矯正の場合は装置の取り外しが簡単なため、普段通りにむし歯治療が行われるケースが多いです。

 

○矯正治療の残り期間

歯の矯正には、数カ月~数年かかります。矯正治療の完了までにまだ時間がかかり、放置するとむし歯が重症化すると思われる場合は、むし歯治療を優先するケースがあります。

一方、矯正治療が終盤でもうすぐ終わるという場合には、むし歯をそのままに矯正治療を進めてしまう場合もあります。

 

■矯正治療中のむし歯予防について


矯正治療中は長い時間装置を取り付けている関係で、装置の種類を問わずむし歯の元となるプラークが付きやすく、むし歯になりやすくなります。治療にも影響がでることがありますので、次の事を心がけて、むし歯を予防しましょう。

○歯みがき

ワイヤー矯正の場合、装置がつくため、歯ブラシが届きにくくなります。
普段より一層気を付けて磨くことが大切です。

 

○フッ素による歯質強化

むし歯予防にはフッ素による歯質強化も効果的です。

フッ素の役割は、歯から溶け出したミネラルを補い、再石灰化を促進させることです。
再石灰が進むと虫歯から歯を予防したり、初期虫歯の進行を止めたりすることができるのです。

また歯の表面をフッ素でコーティングすることで、虫歯菌が作り出す酸から歯をガードする効果がある他、菌を弱らせ活動を抑制するため虫歯になりにくくなります。

家で行うフッ素によるケアとしては、歯磨き粉にフッ素が入っているものを使ったり、フッ素入りの洗口剤で口をゆすいだりする方法があります。また最近では、フッ素ジェルも市販されていますので、そちらを使っても良いでしょう。

 

○糖分やダラダラした飲み食いに気を付ける

はじめにも書いたように、糖分、特に砂糖はむし歯の原因になります。むし歯菌は砂糖を餌にして酸を作り出し、その酸が歯を溶かして虫歯になるからです。

また飲み食いの仕方にも注意が必要です。甘い飲み物や食べ物をダラダラと長時間飲み食いしていると、長時間口の中に糖分がある状態になります。そうすると、その分むし歯菌が酸を出す時間が長くなり、より歯を溶かしやすい状況になってしまうのです。

矯正治療中は、砂糖を含む食べ物や飲み物は少し控えめに。また、そういったものを食べたり飲んだりするときも、時間の間隔を空けるようにしましょう。

 

■まとめ


今回は、矯正治療とむし歯治療の関係についてご紹介してきました。両方を行うことで、より歯の健康は保たれますし、きれいな歯を作ることに繋がります。

ただ、治療を受ける順番、またその時の治療内容によっては、無駄なお金や時間をかけることになりかねません。それを避けるためには、専門家である歯科医院に相談されるのが一番です。

当院では矯正の無料相談も行っております。「むし歯があるけど、歯も矯正したい」とお考えの方や歯並びについてお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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矯正のゴムかけ、さぼると損!注目すべき理由とその効果?

2022年7月29日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

矯正治療を行う際に、仕上がりのクオリティーを上げる“ゴムかけ”という大切な治療があります。
医療目的の天然ゴムでできた輪ゴムなどを使うことで、矯正の歯を引っ張る力を補助することができます。
初めて矯正を行う方の中には、ゴムかけの必要性に疑問を持つ方も少なくないでしょう。

今回は、矯正のゴムかけの効果や重要性などについてご紹介します。
矯正に興味がある方や検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

■矯正のゴムかけとは?
■ゴムかけの効果とは?
■代表的なゴムかけの種類
■ゴムかけの期間は?
■ゴムかけの装着時間
■ゴムかけをさぼったらどうなる?
■ゴムかけの注意点
■まとめ

■矯正のゴムかけとは?


「ゴムかけ」は、上顎側にある装置、そして下顎側にある矯正装置をまたがる感じでゴムを装着して行う治療のことです。

歯の矯正の一部の期間だけに使うことが多いです。特に矯正治療の半ばくらいから終わりにかけて、歯科医師から「ゴムかけ」をするように伝えられるかもしれませんね。患者様ご自身がゴムの付け外しを行うことになります。
最初はゴムがフックにうまく引っかからずに苦労するかもしれませんが、着脱を繰り返していくうちに慣れていくので、最初は鏡を見ながら装着してみてください。

基本的に「ワイヤー矯正」と言われる矯正方法の際にゴムが使用されることが多いですが、マウスピースによる矯正の際にも使用するケースがあるのです。用いることになるゴムは「顎間)ゴム」「エラスティックゴム」と言われ、見た目は輪ゴムに似ている医療用のゴムです。ゴムの種類により強度などが複数に分かれており、移動させたい歯に応じる形でゴムの種類などを変化させていきます。目指す歯並びに近づくためにも重要な過程です。

 

ゴムかけは目指す歯並びに近づくために重要

ゴムかけは目指す歯並びに近づくために重要

 

■ゴムかけの効果とは?


○歯の細かな移動が可能

ゴムかけは、マウスピースやワイヤーを用いての方法に比べて、より細かく歯を移動させることが出来ます。ですから、メインの矯正装置と併用し、性格背の高い歯列に仕上がるでしょう。
矯正ゴムで繊細な調整をすることで、矯正治療の効果がかなり高まります。ゴムかけは、ゴムの種類次第で力加減が変化します。ですので、歯科医師から各々の治療に応じた矯正ゴムを渡された場合には、指示を守って正しく用いるようにしてください。

 

○噛み合わせの改善に効果的

矯正アイテムは上顎と下顎の歯列に対して、各々の器具に分かれています。上と下の歯列は個別に綺麗になっていきます。そうすると、歯を噛み合わせた時にズレが生じる場合があります。
ゴムかけにはこういった症状を良化させられる効果が期待可能です。上下間に渡ってゴムかけをすることによって、しっかりと歯が噛み合うようになっていきます。
見た目が美しくてきちんと噛める歯並びを入手するには、細かい調整が欠かせません!
また、噛み合わせが整うと骨格のズレが正されます。骨格のズレが肩こりなどの不調の原因になることもあるのですが、そういった症状が改善する可能性もあるでしょう。 

 

■代表的なゴムかけの種類


○2級ゴム(出っ歯・上顎前突の場合)

出っ歯・上顎前突の改善に使用します。
上顎の歯を後方へ、下顎の歯を前方へ移動させる感じで、上の前歯と下の奥歯あたりのブラケットのフックにゴムを取り付けます。

 

○3級ゴム(受け口 しゃくれの場合)

受け口・しゃくれの改善で使用します。
2級ゴムと反対の効果で、下顎の歯を後方へ、上顎の歯を前方に移動させる感じです。
下の犬歯周辺と上の奥歯周辺のフックにゴムを取り付けます。

 

○クロスゴム

交叉咬合など、上と下側の噛み合わせが横にズレてしまっている場合に使用します。

 

○垂直ゴム

開咬と言われている上と下の歯が噛みあっていない際に用います。

 

■ゴムかけの期間は?


矯正治療においてゴムかけを使用する期間は、もちろん個人差はあるものの一般的に数ヶ月〜半年とされています。
ゴムかけをスタートするタイミングは、歯列矯正治療の半ばから終わり際にかけてとなり、初期には行いません。

また、すべての患者さんに装着が義務付けられる訳ではなく、歯科医師の判断で必要とされた方だけに用いられる手法です。
ワイヤーやマウスピースといった主たる矯正装置の補助的な役割を果たすものです。それらの装置を着けている間のうち、何ヶ月かの期間だけ使用するものです。

ゴムかけを装着し始めたばかりの頃は痛みを感じる方もいらっしゃるでしょう。それは歯がゴムの伸縮によって動いているためです。ほとんどの方がだいたい1~2週間程度で慣れ、しばらくすると違和感も少なくなってくでしょう。

 

■ゴムかけの装着時間


歯並びの状態や歯科医師の判断によって時間は異なりますが、基本的に食事と歯磨きの時間以外、最低でも1日20時間以上装着することが理想です。

 

■ゴムかけをさぼったらどうなる?


当然ですが矯正治療が進まず、しっかり使い続けないと治療期間が延びる可能性があります。さらに、治療の仕上がりにも影響が出てしまう場合も考えられます。
ワイヤーやマウスピースを使った調整は左右に力を加えることによって噛み合わせを綺麗にできます。しかし、上の歯と下の歯にまたがるように力を加えることは不可能です。従って上下にゴムを引っ掛けて力をコントロールする必要があるのです。

そのため、矯正のゴムかけはしっかり行い、歯科医院での指示通りに装着しましょう。
また、接客業などお仕事の都合上、ゴムかけが困難な人はぜひ担当医に相談してみてください。ゴムの種類を変えたり、装着するタイミングを夜のみにするなど、お口の状態に合わせて最適なアドバイスをくれるはずです。

 

■ゴムかけの注意点


○ゴムかけの場所は正確に

ゴムかけをする際には、正しい場所に付けることが重要です。
歯科医師からゴムかけに関して指導があるでしょうが、その指示に従うようにしましょう。
もし、全く違った部分にゴムをかけてしまうと、他の歯が移動してしまうこともあるでしょう。

 

○ゴムは毎日取り替える

ゴムかけに使うゴムは基本的に使い捨てです。
理由は、ゴムかけはゴムの伸縮性を利用して歯並びをきれいにしているからです。
1度使用したゴムは消耗品として徐々に伸縮性がなくなっていくので、毎回取り替える必要があります。
1日1回は必ずゴムを取り替えて、十分な伸縮性のあるゴムを用いて治療をするようにしましょう。また、交換のタイミングは、夜にお口の中の細菌が増えるため就寝前がおすすめです。

 

■まとめ


今回は「ゴムかけ」の効果や重要性についてご紹介しました。ワイヤーやマウスピースでは困難な繊細な調整であっても、ゴムを用いれば可能であるうことがわかっていただけるはずです。

ゴムかけは最初のうちは面倒に感じることも多いかもしれませんが、治療のクオリティーを左右するとても重要な要素です。毎日少しずつですが、お口の中は変わっていきます。

矯正をお考えの方や歯並びについてお悩みの方がいらっしゃいましたらぜひお気軽にご相談くださいませ。

 

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インビザラインは痛い?

2022年7月22日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

よく“インビザラインは痛くないですか?”という質問をいただきます。
矯正=痛いと不安を感じている方が多いのかもしれませんね。
今回は、インビザラインの痛みの原因や適切な対処法についてご紹介します。
インビザラインに興味がある方や検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

■インビザラインとは?
■インビザラインはワイヤー矯正と比べて痛みが少ない
■歯が動く・装置による痛みがゼロではない
■インビザラインで痛みを感じやすいとき
■インビザラインが痛いときの対処法
■まとめ

■インビザラインとは?


インビザラインとは金具やワイヤーを使わず、取り外し可能な透明なマウスピース型の装置を使用して歯並びを治す歯科矯正法です。
透明なマウスピースはとても審美的で、外見を心配することなく矯正治療を進められます。
使い方は非常にシンプルで、マウスピースを一日20時間以上装着し、新しいマウスピースにどんどん交換していくことで歯をゆっくり移動させていきます。

 

インビザラインは痛みが少ない

インビザラインは痛みが少ない

 

■インビザラインはワイヤー矯正と比べて痛みが少ない


矯正には歯を移動させる際の痛みや、装置が唇などに接触する痛みがあります。装置の種類や対処の方法次第では、痛みが少ない治療も可能です。

インビザラインはマウスピース型の矯正装置ですので、ワイヤーやブラケットを歯につけるワイヤー矯正と比較をすると、痛みが少ない手法だと言えるでしょう。

ワイヤー矯正で使用する主な矯正装置は金属やセラミック、プラスチックなどで作られた四角いブラケットと金属のワイヤーです。
装置の形が複雑なので頬や唇に装置が当たってしまったり、ワイヤーが飛び出てしまったりして歯茎や粘膜を傷つけたりする可能性もあります。また、月に1回の調整の際にワイヤーや、ゴムを交換することで歯を移動させる力がかかり、その移動で発生する炎症を痛みとして覚えることがあるのです。

インビザラインで用いる装置は透明色で表面が滑らかなマウスピースと、歯の動きを助ける目的で着ける歯と同じ色の歯科用の樹脂で作られたアタッチメントだけで、装置が唇や頬に当たりにくい構造をしています。
ワイヤー矯正と比べて、マウスピース矯正は少しずつ、細かく動かしていきます。
そして、そのルートはコンピュータを用いたシミュレーションに従って効率化されていて、痛みが大きく抑えられます。

 

■歯が動く・装置による痛みがゼロではない


ワイヤー矯正に比べると大幅に痛みが抑えられるインビザラインですが、痛みが全くないというわけではありません。

歯が動く際、身体のメカニズムにより必ず痛み物質が出ます。
また、マウスピースやアタッチメントは唇や頬に当たりにくい構造ではありますが、まれにアライナーの縁が浮く、何かを食べるときにアタッチメントが当たる、といった問題が発生することも。

 

■インビザラインで痛みを感じやすいとき


もちろん個人差はあるものの、痛みが生じやすいのは、以下のようなケースです。

○マウスピースの初回装置時

多くの方が、初めてマウスピースを装着したときに、締め付けられているような感覚を覚えるようです。
マウスピースの装着に慣れていないことに加えて、現状の歯並びとマウスピースの形状の差がやや大きいことが原因です。
矯正開始直後の痛みは、マウスピースの装着に慣れていく過程ですから、基本的に心配はありません。

 

○歯が動くとき

歯がきちんと動いている際は、痛みを感じやすくなります。

痛くて我慢ができない場合には、少しの時間外して休憩することもできます。ですが、1日20時間以上の装着をしなくてはならない点は覚えておきたいです。

 

○アタッチメントが当たるとき

歯をしっかり動かすためにアタッチメントと呼ばれる突起物を歯面に取り付けます。この出っ張りが、粘膜に当たり口腔内を傷つけ痛みの原因になることがあります。
アタッチメントが痛いと感じる場合は、矯正用ワックスの使用も考えるべきです。出っ張りをなだらかにできます。

 

○マウスピースを着脱するとき

マウスピースの交換後も、痛みやすいです。
基本的には、歯の移動と慣れによって、3日以内には痛みがなくなることが多いです。

 

○上下の歯がぶつかったとき

マウスピースによって圧迫されている歯列は、非常に敏感な状態のため、上と下の歯がぶつかった際など、痛みが生じるケースがあります。
しかし、ワイヤー矯正とは異なり、食事の際には外せるため、食べ物を噛むときの痛みはほとんど心配入りません。

 

■インビザラインが痛いときの対処法


通常、インビザラインの使用によって、“耐えがたいほどの痛み”が生じることはほぼありません。初めて装着したときや装置を交換したときに感じる痛みも、だいたいの場合は2~3日中にほとんどなくなります。
しかし、痛みが出たら我慢をせずに、原因をしっかりと判別して対処をすることが重要です。

○担当医に相談する

痛みが強かったり、困ったりすることがあればまずはお気軽に担当医にご相談ください。
原因を確認して適切な対処法をお伝えいたします。

そして、マウスピースを交換してしばらくは痛みやすいので、不安であれば交換日に予定を入れないほうが良いと思われます。

 

○食べ物は柔らかいものを選ぶ

硬い食べ物は噛んだときに刺激が伝わって痛みが出やすいため、噛んだ際の刺激があまりない柔らかいものを食べると良いです。

 

○矯正用ワックスの使用

何かを食べる際などにマウスピースを外したとき、アタッチメントが頬などに当たって痛い場合は、矯正用のワックスで対処をする方法があります。
矯正用ワックスを用いることで、出っ張りをなだらかにできるのです。

基本はマウスピースをつけてアタッチメントが覆われると突起の鋭利な感じが減るので、痛みが治まります。

 

○マウスピース取り外し方のコツを理解する

慣れないうちはマウスピースの脱着がうまくできずに歯に必要以上に力がかかってしまったり、指や爪が痛くなったりすることがあります。
そのため、しっかり取り外しの手順を理解し、守ることも大切なことです。
もし取り外しが難しいと感じたら、お気軽に担当医までご相談ください。

 

■まとめ


インビザラインの痛みの原因や適切な対処法について詳しく知ることは出来ましたか?

痛みの原因はさまざまあり、感じ方にも個人差があります。
さらに体調や心理状態に左右されることもあります。

鎮痛剤を飲んだのに痛みが治まらない場合や、マウスピース(アライナー)の交換から3日以上経っても痛みがある場合には、我慢せず歯科医師に相談することも大切なことです!

また、何か自分なりの対処を行った場合は、その旨を次の矯正受診時に歯科医師に伝えると良いでしょう。その対処が正しかったのか、もっと効果的な対処法は何かあるかなどがわかります。
インビザラインについてご興味がある方はぜひ当院のHPからでもお気軽にご相談くださいませ。

 

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矯正治療は痛い?目立つ? 疑問にお答えします!

2022年7月15日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

皆さんは矯正治療にどのような印象を持たれていますか?
矯正していることが目立つのではないか、痛みはどうなんだろう?
とご心配される方も少なくありません。
今日は矯正歯科治療を検討されている皆さんが一度は心配するであろう矯正治療の痛みや目立つという点についてお伝えしようと思います。

矯正治療には様々な方法があり、技術も進歩しています。
ご不安なく安心して治療を受けていただけるようご説明してまいりますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

■矯正歯科治療って何?
■「矯正=痛い」は間違い?!
■痛み軽減、短期間治療「ライトフォース理論」
■「目立つ矯正」は終わり!
■まとめ

■矯正歯科治療って何?


まずは、「痛み」についてです。
近年は痛みの少ない矯正治療が注目されています。

復習にはなりますが、そもそも、矯正歯科治療とは何でしょうか?
「良くない歯並びや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして美しい歯並びにすること。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯並びと噛み合わせを治していくこと」と考えられています。歯やアゴの骨に力をかけるので、矯正治療において治療中の痛みは仕方ないとされてきました。

 

■「矯正=痛い」は間違い?!


従来は、歯やアゴの骨に加えるパワーが強いほど歯がきちんと動き、そして治療に必要な期間も短縮されるという考えでした。ですがこれは「間違い」だということが近年の研究で分かっています。

専門的な説明になるのですが、歯が動くのは骨代謝(骨の新陳代謝)が起こるからです。
代謝が良くなると、歯が動きやすくなります。代謝を良化させるには栄養を送る毛細血管が大切な役割を果たしますが、これまでの矯正は毛細血管の働きを邪魔するほどの力を用いることが多かったわけです。

 

■痛み軽減、短期間治療「ライトフォース理論」


上述した従来の矯正に対して、「ライトフォース理論」というものがあります。この理論では、血管の弾力より弱い力をかけるため、血管をつぶさず、代謝活動を妨げずに歯を動かすことができます。従来の方法と比較して1/2~1/5程度の力に抑えております。ですので、治療をしている際の痛みに関する問題は相当軽くなりました。

  • 従来の矯正
    矯正する力が強すぎて毛細血管が潰れてしまい、歯が移動する際に必要な代謝活動が阻害されていました。
  • ライトフォース理論
    血管の弾力より弱い力をかけるので、毛細血管にやさしいです。
    そのため代謝活動を妨げることはありません。

当院で実施している治療法・矯正装置は、この理論をベースにしているので、毛細血管の働きを阻害する心配もないでしょう。従来の方法と比較して痛みが軽減されるだけではなく、血の流れが邪魔されないので、本来の骨代謝を促すことができ、歯が移動するスピードも速くなります。

 

■「目立つ矯正」は終わり!


皆さんは、矯正治療と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
多くの方が、金属のギラギラした装置を思い浮かべるかと思います。しかし、最近では「目立たない」矯正装置が多く開発されています。今回は、以下3つの方法をご紹介いたします。

○透明なマウスピース型矯正歯科装置

当院では、インビザラインと呼ばれる、透明なマウスピース型の矯正装置を用いています。透明ですので、装置を付けていることに気づかれにくいです。特徴をご紹介します。

 

インビザラインは透明で気づかれにくい

インビザラインは透明で気づかれにくい

 

◇来院回数を大幅に短縮できる

マウスピース型矯正歯科装置のパイオニアでもある「インビザライン」。
「あまり目立たない」という特徴以外に、他のマウスピース型矯正歯科装置と比較して「通院の回数をかなり減らすことができる」という特徴があります。
インビザラインではないシステムであれば、およそ2~3週間のごとに通院し、その都度、歯型を採り、新しいマウスピースを作る必要があるため、患者様にはそれなりの負担となります。
ですが、インビザラインでは、基本的に1回歯型を採って、各ステージのマウスピースをまとめて作りお渡しします。
そのため通院回数を6~8週間に1回のペースまで減らすことが可能です。

 

◇ブラケットによる矯正を併用することもある

マウスピース型の矯正歯科装置は、表側矯正やリンガルブラケット矯正(裏側矯正)とは違い、装置が取り外し式で、目立ちにくいのが特徴です。
しかし、歯の移動量が大きいケース(歯を抜く場合)では、マウスピース型の矯正歯科装置のみでは限界がある場合も考えられます。そのような時には一定期間、ブラケットによる矯正を併用することもあります。
もちろんご希望に沿った治療方法をご提案してまいりますので、気になられる際はお気軽に担当医までお声がけくださいませ。

 

◇取り外し可能

取り外し可能ですので、食後の歯磨きや装置の洗浄も簡単に行うことができます。しかしその反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長くなってしまうというデメリットも存在します。

 

○歯の裏側に付ける矯正歯科装置

「矯正装置を装着しているのを誰にも気づかれたくない」
「仕事に支障が出るので、可能な限り目立ちにくい装置がいい」
そのような方にお勧めの装置です。

皆さんがよくご存知の矯正は、「歯の表面」に装置を装着するものだと思います。
しかし、裏側矯正は、その名の通り、歯の裏側(舌側)に矯正装置を付けますので、他の人に気づかれにくいという特徴があります。
下の画像を見て頂ければ一目瞭然ですね。

 

矯正装置の中には目立ちにくい装置がいくつかありますが、この裏側矯正も人気の方法の一つです。
装置を付けている事さえも気づかれにくくなります。

また、上と下の歯に矯正装置を付けることも可能で、たとえば上顎は裏側、下顎は表側に装置を付けることもできます。上の歯は他人から頻繁に見られるので裏側に装置を付けて、日常ではあまり露出しない下の歯には表側から装置を付けるというコンビネーションです。

 

裏側矯正は装置が歯の裏側で気づかれにくい

裏側矯正は装置が歯の裏側で気づかれにくい

 

○歯の表側に付ける半透明の矯正歯科装置

この半透明のブラケットを使った矯正は、今までは金属であったところを目立ちにくいカラーにしています。金属版と比べると、半透明なものはかなり「目立ちやすさ」が抑えられるようになりました。

上記した裏側矯正と「従来法よりもあまり目立ちたない」という点は共通していますが、この審美ブラケットは「歯の表」に装置を付けるため、「裏側矯正」と比較すると少し目立ちます。

 

■まとめ


いかがでしたでしょうか?
従来の「矯正=痛い、目立つ」という懸念点が少しでも払拭できていれば幸いです。

当院では皆様に安心して治療を受けていただけるよう「無料カウンセリング」を実施しております。
矯正治療を始める際は、ご不安なことやご不明なことをすべて解消することがとても大切です。
当院のHPからでも承っておりますので、気になられる方はぜひ一度ご相談ください。

 

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歯並びが悪くなる理由とデメリット

2022年7月8日

こんにちは、世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

この記事をご覧になっている方は、現在矯正治療中であったり、これから矯正治療を考えている方も多いのではないでしょうか。
「歯並び」というのは他人から見えるものですし、重度の場合は日常生活においても支障がでることもあります。しかし、いざ矯正するとなると、本当に必要なのか?費用が嵩むのではないか?痛みがあるのではないか?など、なかなか治療に踏み出せない方も多くいらっしゃいます。
今回は、そんな方の為に改めて、歯並びが悪くなる原因とデメリットについてご紹介したいと思います。

 

当院では患者様一人ひとりに合わせた治療をご用意

当院では患者様一人ひとりに合わせた治療をご用意

 

目次

■歯並びが悪くなる原因とは?
■歯並びが悪いことによるデメリット
■あなたにあった矯正方法を見つけよう

■歯並びが悪くなる原因とは?


○遺伝

歯並びが悪くなる原因には、先天的(生まれる前から)のものと、後天的(生まれた後、何らかの理由による)なものがあります。
先天的な原因としてあげられるのが、この「遺伝」です。
歯の大きさや顎の形・大きさといった、骨格としての遺伝子情報が親から子に遺伝するため、必然的に歯並びも似る可能性が高いと言えます。つまり、お母さんお父さんの歯並びが悪い場合で、それが遺伝的な原因である場合、子どもの歯並びも悪くなる可能性があると考えられています。

 

○顎の発育不良

歯並びが悪くなってしまう後天的な原因としては、顎の発育不良がまずあげられます。
実は、遺伝などの先天的な原因より、後天的な原因の方がより歯並びを悪くすることもあるのです。
顎は噛むことによって顎の骨が刺激されて成長しますが、噛む回数が少なかったり、柔らかいものばかり食べて顎の骨が刺激されないと、顎が成長しません。さらに現代人は食べ物の嗜好が、歯ごたえのない物に変わりつつあります。

つまり、顎がだんだん小さくなってしまっている現代では、歯並びが構築される幼少期に積極的に顎の成長を促し、永久歯が生えるスペースをつくってあげることが重要と言えるのです。

 

○むし歯や歯周病

むし歯や歯周病などが原因で、歯並びが悪くなることもあります。
乳歯の段階でむし歯になってしまうと、後から生えてくる永久歯にも影響を与えます。また、むし歯で乳歯を失った場合、永久歯が出てくる前に隣り合った歯が寄ってきて、永久歯が下から生えるスペースがなくなってしまう、ということもあります。

いずれ抜けてしまう乳歯だからと言って、むし歯や歯周病になっても放っておいて大丈夫、というのは間違った考え方です。永久歯の歯並びが悪くならないためにも、普段からむし歯・歯周病予防をこころがけ、むし歯になってしまったらできるだけすぐに歯科医院を受診しましょう。

 

○日常の癖

普段から何気なくおこなっている「癖」が歯並びを悪くしてしまうことがあります。
小さい頃の「指しゃぶり」「爪噛み」や、「頬杖」などがその代表例です。特に幼児期より指しゃぶりを長く続けると上下の前歯の間に大きな隙間が開く、開咬という状態になってしまう恐れがあります。
また、舌で歯を押す癖がある「舌癖」や、「口呼吸」なども歯並びを悪くしてしまう原因の一つと考えられています。

 

■歯並びが悪いことによるデメリット


歯並びが悪いことの自覚はあっても、実際痛みや日常生活の支障がない場合は、わざわざ矯正治療までしなくてよいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
歯並びが悪いことによって、どんなデメリットがあるのかみてみましょう。

○見た目への影響

なんといっても、見た目への影響があります。
話をするときは相手に見える部位であるため、与える印象にも差が出てしまいますよね。
さらに、歯並びが悪いことが精神的なストレスになることもあります。
それだけ、歯並びが及ぼす見た目への影響は大きいといえるでしょう。

 

○むし歯や歯周病になりやすい

歯並びを悪くしてしまう原因にも、むし歯や歯周病をあげましたが、実はその反対に歯並びがむし歯や歯周病の原因になってしまうことも大いに考えらえれます。
歯並びが悪いと、歯磨きをしっかりできなかったり、歯の重なり部分やすき間に食べカスが歯垢(プラーク)となってこびりつきやすくなったりしてしまうため、むし歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

 

○消化器官への負担

歯並びと消化器官は一見何の関連もなさそうですが、実は密接に関わっています。
歯並びが悪いと、噛み合わせも悪い場合が多いと考えられています。噛み合わせの悪さが咀嚼を阻害する原因となり、それにより胃や腸などの消化器官に負担がかかるのです。
さらにこれが消化不良や胃炎、下痢や便秘の原因になる場合もあります。

 

○顔の形が歪む

噛み合わせが悪く、咀嚼する力がうまく分散されずに偏ると、顎や顔の筋肉の成長に左右差ができてしまう恐れもあります。これにより、顔が歪んでしまったり、骨格が変化してしまうなどの障害が出る恐れがあります。また、顔が歪むだけでなく、最終的には全身の骨格が歪んでしまいうことで、頭痛やめまい、肩こりなどを引き起こす場合もあるのです。

上記のように、歯並びが悪いことは見た目だけでなく、全身の骨格や精神面にも影響がでることがあります。矯正にかかる費用や時間を気にされてなかなか治療に踏み出せない方も多くいらっしゃいますが、悪い歯並びを放っておくことによる様々なリスクがあることも知っておきましょう。

 

■あなたにあった矯正方法を見つけよう


いかがでしたか?
歯並びが悪くなってしまう原因と、そのデメリットについてご理解いただけたのではないかと思います。

一口に「矯正治療」と言っても、現在は様々な治療方法が存在します。
当院では、患者様一人ひとりのニーズに合わせた矯正治療プランをご用意しております。
前歯の部分調整、透明なマウスピース矯正、非抜歯矯正プラン、短期集中矯正プラン、後戻りした歯の際矯正、横顔をきれいにするプランなどなど・・・。

当院では初めの相談料だけでなく「診断料」も無料です。
通常、診断料の相場は3万円ほどといわれておりますが、多くの方に、矯正を知っていただきたい、たくさん悩んだ上で決めていただきたいという思いからこの形をとっております。
費用が高額な矯正治療は「どの医院で治療を行うか」という選択が非常に重要なものとなります。ですので、気になることやご不安なことは何でもお聞きください。
全て包み隠さず、お伝えさせていただきます。

今回記事を読んで矯正治療に興味が出たという方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
HPからも承っております。

 

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横顔の美しさと歯並びの関係

2022年7月1日

みなさんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

当院には、横顔を綺麗にされたいという患者様もよくご来院されます。
「横顔に自信がない・・・」「もっと口元を下げたい・・・」「顎の突出感が気になる・・・」など、様々なお悩みがありますが、これらを改善するためには、「美容外科」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
たしかに美容外科でも、このようなお悩みへのアプローチは可能です。ただし、美容外科では多くの場合、顎の骨を削り骨格を整形する処置を施します。
しかし、歯列矯正であれば、そのような大きな手術をしなくても、フェイスラインを根本的に
整える事が可能です。

目次

■横顔の美しさが重要な2つの理由
■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び
■歯列矯正による横顔改善
■横顔改善のための歯列矯正
■まとめ

■横顔の美しさが重要な2つの理由


正面から見た顔の美しさは頻繁に着目されますが、横顔の美しさに言及する方はそれほど多くはありません。しかし、横顔の美しさは次の理由から、大切であると言えます。

○フェイスラインが人の印象を決める

フェイスラインは、あごからこめかみ、そして髪の生え際までぐるりと一周したライン、
つまり顔の輪郭のことです。フェイスラインがシャープで整っていると、若く美しい印象を相手に与えます。
また、顔が小さく見えるので、全身のバランスも整ってみえます。

しかし、フェイスラインがゆるんだり、歪んだりしていると、顔全体がぼんやりとした印象になり、年齢以上に老けて見られることが多くなります。さらに顔が大きく見えることから、全身のバランスも悪く見えてしまします。
このように、フェイスラインは顔だけでなく、全身の美しさにも影響を与える重要な要素と言えます。

 

○横顔は人からよく見られる

フェイスラインと聞くと、多くの人は正面から見たフェイスラインを想像するかもしれません。
しかし、実は正面からのフェイスラインを整えるだけでは不十分です。
なぜなら、他の人が最も目にするのは、横から見たフェイスラインだからです。
自分ではなかなか見落としがちですが、横顔のフェイスラインは他人にチェックされやすいことを理解し、フェイスラインを整えることで、横顔を整えることで他人から見た美しさも変わってきます。

 

横顔はよく見られ、フェイスラインが印象を決める

横顔はよく見られ、フェイスラインが印象を決める

 

■横顔美人の黄金比「Eライン」と歯並び


横顔において、鼻先と顎先を直線で結んだ線のことを「エステティックライン」
といいます。アメリカの矯正歯科医であるロバート・リケッツ氏により提唱されました。
横顔の美しさを表す指標として、歯科や美容外科の分野で用いられています。

一般的に、唇がエステティックラインからはみ出していなければ、美しい横顔だとされています。

歯列を矯正することで、エステティックラインが改善する可能性が考えられています。

例えば出っ歯の方であれば、上唇の先端がラインよりも前に出ている場合が多く、
口元が前に突き出て見えます。
このようなケースでは、歯列矯正により前歯を後方に引き戻すことで、口元の突出感がなくなります。また唇側に傾斜していた前歯を正しい位置に戻すことで唇も閉じやすくなり、横顔がきゅっと引き締まる効果が期待で来ます。

下顎が前方へ突出し、噛み合わせが逆になっている状態の受け口の場合も同様で、歯列矯正により下顎の突出を抑えることができ、理想的なエステティックラインに近づけることが出来ます。

ただし、噛み合わせや歯並びの状態によっては、必ずしも改善に効果があるわけではないため注意が必要です。
エステティックラインは顎の状態だけではなく、鼻の高さや顔の骨格自体がエステティックラインが崩れる原因となる場合もあります。このような場合は歯列矯正による改善は難しいといえます。

 

■歯列矯正による横顔改善


歯列矯正というと、「歯並びの美しさを獲得する治療」と思われがちですけど、副次的効果に「顔のバランス」調整などもあります。
矯正治療をすると、絶対にフェイスラインが綺麗になるわけではないですが、かなり歯並びに乱れがある場合や、例えば受け口などの患者様が矯正をすると、フェイスラインも美しくなる傾向にあります。

  • 出っ歯
    悩んでいる方が多い歯並びですね。上側の前歯が下側の歯よりもかなり前に出てしまっている状態です。
  • 受け口
    下の顎が上の顎より前方に出てしまっている状態です。
  • 上下顎前突
    上下両方の歯が前方に突出している状態です。
    「口ゴボ」と呼ばれることもあり、この状態だと横からの見た目もよくありません。。
  • 歯のデコボコ
    歯がいろいろな向きに生えていてデコボコになってしまっている状態です。
  • 噛み合わせが浅い
    奥歯は噛んでいる状態ですが、前歯が噛んでいない歯並びを指します。
  • 嚙み合わせが深い
    一般的に、噛むと上側の歯が下側の歯を覆います。
    しかしみ合わせが深いと、必要以上に覆い過ぎてしまい、下側の前歯が見えにくくなります。

 

■横顔改善のための歯列矯正


○ブラケットとワイヤーによる歯列矯正

ワイヤーを装着し歯を動かすタイプの矯正方法です。当院では、痛みや違和感を
軽減させられるセルフライゲーションブラケットを用いた矯正治療も行っています。
また、歯の裏側に装着するリンガルブラケット矯正は、矯正装置の中では最も目立ちにくい装置で、他人から装置が見えないため、矯正していることを知られたくないという方にお勧めです。

 

○マウスピースによる歯列矯正

取り外しが可能で目立ちにくいマウスピース矯正。
当院では、インビザラインと呼ばれる透明なマウスピース型の矯正装置を利用しています。
ブラケットとワイヤーによる矯正と比べて、来院回数を大幅に削減できる特徴があります。
しかし、歯の移動量が大きい場合はマウスピース型矯正歯科装置単独では限界があるケースもあり、そのような場合は一定期間、ブラケットによる矯正を併用する場合もあります。

取り外しが可能で食べ物の制限もなく、装置の洗浄も簡単に行うことができるというメリットがある反面、装置を装着する判断は患者様に一任されるため、装置を付ける時間が短く、つけない期間があった場合は、治療期間が長期化するというデメリットも存在します。

 

○歯を抜くことが必要な場合も

歯を抜かずに矯正を行うことを「非抜歯矯正」といいます。当院ではできる限り歯を抜かない矯正治療をご提供しておりますが、場合によっては歯を抜く選択をした方が顔の見た目や噛み合わせが理想に近づく場合があります。

要否については、治療開始前の精密検査にて判断します。
もちろん、全ての治療は患者さんの同意を得てから行われます。
カウンセリングの際に要否やリスクについて、しっかり担当医と相談することが大切です。また、歯が矯正後元に戻ろうとする力を抑えるために、矯正治療後もリテーナー
(保定装置)を装着することがポイントになります。

 

■まとめ


いかがでしたか?横顔の美しさは、自信につながり、他人からの印象も変化します。当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けて
おります。どんな事でも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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インビザラインの基礎知識を徹底解説!メリットやデメリットも◎

2022年6月24日

皆さんこんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

インビザラインとは、マウスピース型の矯正治療のことで、部分矯正だけでなく、全体矯正まで対応しています。
この記事では、インビザラインに関する基礎知識をはじめ、治療のメリットや注意点について詳しくご紹介します。
矯正治療を検討中の方をはじめ、インビザラインの費用や治療期間が知りたい方はぜひ参考にしてください。

目次

■インビザラインとは?
■インビザラインの対象年齢
■治療にかかる期間
■治療費用の目安
■インビザラインの治療の流れ
■インビザラインのメリット
■インビザラインをする際の注意点
■矯正治療を検討中ならインビザラインがおすすめ!

■インビザラインとは?


インビザラインは、歯科先進国のアメリカで開発されたマウスピース型の歯科矯正治療のことです。
全世界の1,200万人が使用する実績がある信頼できる矯正治療として注目されています。
従来のワイヤー型の矯正治療は、目立ってしまうだけでなく痛みを伴うことが多くありましたが、マウスピースを用いて徐々に歯並びを矯正していくので、負担を最小限にできます。

 

インビザラインはマウスピース型の装置を用いた矯正治療

インビザラインはマウスピース型の装置を用いた矯正治療

 

■インビザラインの対象年齢


インビザラインは、さまざまな症例や年代に対応したシステムが開発し続けられています。
口腔内が健康な状態ですと、どの年代の方でも効果的に治療を行えます。
お子様からご年配の方まで幅広い世代に利用いただける矯正治療なのです。

 

■治療にかかる期間


インビザラインでの矯正治療にかかる期間は、次の3つのポイントで大きく左右されます。

  • 動かしたい歯の本数
  • 歯を移動させる距離
  • 「部分矯正」or「全体矯正」なのか

元々の歯並びの状態や口腔内の状態によって治療期間には個人差が生じるのです。
まずはお口の中の状態を診てもらいましょう。

 

■治療費用の目安


インビザラインの矯正治療の費用相場は20万円〜100万円とかなり開きがあります。
歯並びの状態によって、治療費用は大きく変動します。
歯並びだけでなく、インビザラインの治療費用は次のような理由でも費用相場が異なります。

  • インビザラインには複数の種類がある
  • 部分矯正か全体矯正かによって治療費が変動する
  • 歯並びの乱れ方によって治療期間が変動する

作成するマウスピースの量や治療期間によって大きく変動します。
詳しい費用を知りたい方は、お気軽に当院までお問い合わせください。

 

■インビザラインの治療の流れ


ここからは、インビザラインの治療の流れについて説明します。

○STEP1|カウンセリング

インビザラインをはじめとする矯正治療は自由診療です。
そのため、保険診療と比べて高額な治療費がかかります。
治療後に後悔するようなことがないように、検査や治療前にはしっかりとしたカウンセリングを行います。
理想とする歯並びや歯並びに関する悩みや困りごと、そしてインビザラインの治療に関する疑問などを共有し、治療のメリット、デメリットをしっかりと説明してもらいましょう。

 

○STEP2|検査・スキャン

カウンセリングが終了したら、口腔内の状態をチェックするために検査を行います。
虫歯や歯周病が見つかった場合は、治療が行えません。何かしらの治療が必要な状態であれば、適切な処置や治療を行ってもらいましょう。

 

○STEP3|マウスピースが数週間で届く

マウスピースが届いたら治療のスタートです。
マウスピースはおよそ2週間ごとに交換するのでとても衛生的に使えるのがうれしいポイントですね。
矯正期間中は定期的にクリニックへ通院し、歯並びや口腔内の状態をチェック、メンテナンスを行います。
矯正治療が終了しても、リテーナーと呼ばれる器具を1〜2年ほど装着をし、歯並びが元の状態に戻るのを防ぐ必要があります。

 

■インビザラインのメリット


インビザラインで矯正治療をするメリットは次の4つです。

○取り外しができる

ワイヤー治療のブラケットとは違い、マウスピースは取り外しが簡単にできます。
歯磨きなどの際もしっかりと磨けるため、セルフケアがしやすく、虫歯や歯周病ができにくいのが大きなメリットです。

 

○ワイヤー式と比べて目立ちにくい

インビザラインのマウスピースは無色透明で目立ちにくいのが特徴です。
他の人の視線が気になる方や人前で話をする機会が多い方、そして結婚式などの大きなイベントを控えている方でも、気にすることなく矯正治療を行えるでしょう。

 

○診療回数が少なく、短時間で診療が終わる

ワイヤーを用いた矯正治療の場合は3週間から1ヶ月の頻度での通院が必要ですが、インビザラインの場合は1〜2ヶ月に1回の頻度で通院するだけで済むことが多いです。
そのため、お仕事や子育てに忙しい方など、頻繁な通院が難しい方にとてもおすすめです。

 

○痛みや口内炎などの口腔内トラブルが少ない

ワイヤー矯正のブラケットは金属製で凹凸があるため、口の中の粘膜を傷つけてしまいがちです。傷ができてしまうことで口内炎の原因となってしまいます。インビザラインならシリコンのマウスピースのため、痛みや口内炎などのトラブルが少なく済むでしょう。

 

■インビザラインをする際の注意点


インビザラインにはたくさんのメリットがあると分かりましたが、いくつか注意点も存在します。

○治療できない症例もある

インビザラインは、歯の位置を大きく動かすのが苦手な治療です。
そのため次のような症例の場合はインビザラインのみでの治療ができない可能性があります。

  • 元々の歯が少ない場合
  • 歯並びがとても悪い場合(出っ歯や受け口を含む)
  • インプラントが多数埋め込まれている場合

治療の方法にはいくつか選択肢あります。
担当医としっかり相談して決めていきましょう。

 

○食事中に外さなければならない

食事の際は装置を外す必要があります。
水はそのまま飲んでも問題ありませんが、砂糖を含む飲料や食事をする際は、虫歯や歯周病を予防するためにマウスピースを外しましょう。

 

○正しい装着方法と装着時間を守らないと効果を実感しにくい

インビザラインは、一日20時間ほどマウスピースを着用しなければなりません。
長時間、装着を忘れてしまうと、最悪の場合マウスピースがはまらなくなってしまうことも考えられます。
余計な治療費や治療期間を発生させないためにも、ルールをしっかりと守って装着していきましょう。

さらに、マウスピースを長時間装着することで虫歯ができやすい環境となりがちです。
毎日のセルフケアはもちろん、定期的なクリニックでのメンテナンスを行っていきましょう。

 

■矯正治療を検討中ならインビザラインがおすすめ!


インビザラインの矯正治療に関する基礎知識をはじめ、メリットや注意点について詳しくご紹介しました。
身体的にも精神的にも少ない負担で矯正治療が行えるインビザラインは、世界中から人気を集めている治療方法です。
費用面や治療期間などを詳しく知りたい方は、ぜひ当院のホームページからでもお問い合わせください!
一緒にきれいな歯並びを目指しましょう。

 

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矯正治療とリテーナーについて

2022年6月17日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

短くはない矯正治療を終えて、やっと矯正装置を外せると思ったら今度はリテーナーを付けるのか…という声もありますが、リテーナーは矯正治療について非常に大事な存在です。

そこで今回は、リテーナーの大切さについてご紹介します。
矯正治療を検討中の方や今矯正中という方は、ぜひ参考にしてください。

目次

■リテーナーとは?
■リテーナーをつける理由
■リテーナーを付ける期間
■リテーナーの種類
■リテーナーの注意点
■まとめ

■リテーナーとは?


リテーナーとは、保定装置のことで矯正装置を外した後の歯並びが、元の状態に後戻りしないように使用する装置を指します。

リテーナーは矯正後の歯が動きやすい期間に、歯をしっかり固定する役割を持っています。この期間も変わらずブラケットで矯正しても良いのですが、歯を動かす力はそんなに必要ないので、リテーナーで対応します。

ブラケットは虫歯になるリスクがあるので、時期が来たらリテーナーをつけることが大切なのです。

 

■リテーナーをつける理由


まずは、矯正治療の後にリテーナーをつけなければならない理由について見ていきましょう。

○後戻りを防ぐため

矯正治療が終わったばかりの場合は、歯の根を支える部分が動きやすい状態にあり、キレイに整えた歯が移動するリスクもがあるのです。
矯正治療は時間をかけて歯を移動させていきますが、歯は一生動き続けるという性質があります。

リテーナーは後戻り期間における矯正を担う第二の矯正装置でもあるのです。

歯の安定や保持をするために必要なもので、歯が動きやすい状態が終わるまで付け続けることが大切です。

 

○よりしっかり噛める噛み合わせにするため

リテーナーは噛み合わせを整える役割もあります。歯が動いて、噛み合わせがずれてしまうのを防ぐのです。噛み合わせをきちんと調節することで、きちんと噛むことができる歯に変化させます。

 

■リテーナーを付ける期間


では、矯正治療後のリテーナーは、いつまで付ける必要があるのでしょうか。次は、リテーナーを付ける期間について見ていきましょう。

○期間には個人差がある

個人差がありますが、早い方は1年、長い方は3年程度の期間が必要です。目安は、矯正にかかった期間と同じくらいと考えておきましょう。

矯正治療をした直後の歯は動きやすくなっていて、美しい歯並びを安定的に維持できるまでは、補助的にリテーナーを付ける必要があるのです。

キレイな歯並びを安定して保てるというのは、歯を支える骨や頬など周りの組織が歯並びに慣れ、うまく支えらえるようになるといった状態を指します。

 

○矯正終了後もしばらくは24時間装着する

リテーナーの種類次第ですが、リテーナーを付け始めた当初は、24時間ずっと装着した状態になります。ブラケットによる矯正は多少の食事制限があるものの、リテーナーを取り外して食事ができるため、自分の好みのものを食べられるでしょう。

ですが、リテーナーのタイプによっては食べられない食べ物もあるため、確認しておきましょう。

 

○安定してきたら数時間のみでもOK

はじめはリテーナーを24時間ずっとつけっぱなしにしますが、どんどんつける時間を減らしていき、安定してきた場合は数日に1回など、となります。

そして最終的に使用の必要もなくなるわけです。

これはもちろん、個人の判断ではなく歯科医師が検診し、判断します。

「もうそろそろいいかな?」と個人的な判断でリテーナーを付ける時間を短くすると歯が動く恐れがあるので注意しましょう。

歯の動きが止まるまで少しとは言えない期間ですが、時間をしっかり守り、歯を良い状態に保てるようにすることが大切です。

 

■リテーナーの種類


最後に、リテーナーの種類を見ていきましょう。リテーナーにはいくつかの種類があるので、自分に合ったものを選択することが大切です。

○床タイプ

床タイプは、歯の表面をワイヤーで固定して、内側にはプラスチックでできたプレートがついているものです。ベッグタイプやホーレータイプとも言われ、取り外しが簡単で、歯磨きなどがしやすい特徴を持っています。

口を開けると針金が目立つので、審美性を気にする方にはあまりおすすめできません。プラスチックのプレートが口腔内に触れるため、着け心地は慣れるまで時間がかかることもあります。

上下の歯がきちんと噛み合うので、噛み合わせは違和感が少ないでしょう。

 

○マウスピースタイプ

マウスピースタイプは見た目を気にされる方にオススメできる透明のリテーナーです。
歯をすべて覆うものであり、薄いプラスチック製です。強度はあまり高くありませんが、透明なので気づかれにくいという特徴があります。

装着時に発音を妨げることはありませんが、慣れるまでは使い方に気を付けましょう。

 

○ワイヤータイプ

ワイヤータイプのリテーナーはフィックスタイプとも呼ばれ、歯の裏側に約0.5㎜の細い針金を接着して固定するので、取り外しができません。
虫歯や歯周病、歯肉炎などのリスクを抑えるため、日ごろのケアや定期的なクリーニングを受ける必要があります。

 

■リテーナーの注意点


リテーナーには、以下のような注意点があるので気を付けて使用しましょう。

○食事中はリテーナーを外す

リテーナーは矯正装置よりもデリケートな作りですから、器具が変形しないように保護しましょう。また、リテーナーが壊れて口腔内を傷つける恐れがあるので、食事中は、少しであっても外すほうが望ましいでしょう。

 

○リテーナーの洗浄

リテーナーの洗浄は、歯磨きのタイミングに行うと忘れにくいのでオススメです。
流水で柔らかい歯ブラシなどを使って汚れを落としたり、専用洗剤などを使用したりすると良いでしょう。

ケアを怠ると、細菌が繁殖して虫歯や歯周病のリスクを高めたり、口臭につながったりしてしまうので注意が必要です。

ご不安なことやご不明な点がございましたらスタッフまでお気軽にお尋ねくださいませ。

 

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

食事中はリテーナーを外す・リテーナーの洗浄を忘れず行う

 

■まとめ


リテーナーについて詳しく知ることはできましたか?

リテーナーは、矯正治療後の歯並びをしっかり保つために重要なものなので、最後まで慎重に保定を完了させ、矯正治療の効果を最大限に高めることが大切です。

リテーナーについて不明なことがある方は、ぜひ当院までお気軽にご相談くださいね。

 

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