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裏側矯正と表側矯正を徹底比較!それぞれのメリットデメリットを解説

2023年8月4日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

ブラケットという装置にワイヤーを組み合わせるワイヤー矯正は、古くからあるポピュラーな矯正治療の方法です。大きく表側矯正と裏側矯正の2種類に分けられますが、それぞれメリットとデメリットがあります。表と裏、どちらがよいか迷った時は、違いをしっかり把握して判断しましょう。
今回は、裏側矯正と表側矯正をメリットとデメリットを紹介する形で比較していきます。

 

目次

■裏側矯正と表側矯正の違い
■裏側矯正のメリット
■裏側矯正のデメリット
■表側矯正のメリット
■表側矯正のデメリット
■自分に合った矯正治療法を見つけることが重要
■まとめ

■裏側矯正と表側矯正の違い


矯正装置

矯正装置

表側矯正と裏側矯正の主な違いは、矯正装置を取り付ける場所にあります。表側矯正は、歯の表面にブラケットを取り付け、ワイヤーで固定することで歯並びを移動させていきます。一方の裏側矯正は、ブラケット・ワイヤーを歯の裏側に取り付けて歯並びを矯正します。

 

表側矯正は、矯正装置を歯の表面に取り付けるので、どうしても装置が目立ってしまいます。しかし、裏側矯正は歯の裏側に装置があるため、ほとんど目立つことがありません。

虫歯や歯周病のリスクも違いが見られます。表側矯正は歯の表面に唾液が循環しづらく、虫歯になりやすいとされます。一方、歯の裏側は常に唾液が循環していますので、裏側矯正は虫歯や歯周病のリスクが低めです。ただし、歯磨きなどのオーラルケア次第で虫歯・歯周病のリスクは変わります。表側矯正であっても、適切にケアすれば虫歯や歯周病を予防できます。

他にも、飲食への影響や治療費など、いくつかの違いがあります。表側矯正と裏側矯正のどちらがよいかは個人によりますので、後述のメリット・デメリットを見て判断しましょう。

■裏側矯正のメリット


裏側矯正のメリットは、矯正装置が目立たない点にあります。ブラケットやワイヤーを歯の裏側に固定しますので、笑った時などに装置が見えてしまう心配がありません。一般的な表側矯正は、笑った際に装置が見えてしまうのが欠点です。一方の裏側矯正はほぼ目立たないため、接客業やサービス業のように、人と触れ合う機会が多い仕事に従事する方でも安心して治療を受けられます。

 

また、飲食への影響を抑えられる点もメリットといえます。表側矯正の場合、歯とブラケットの隙間に食べかすが詰まってしまうことがあります。飲食中に気になったり、歯磨き時に中々取れなかったりと、飲食やケアに影響が及びます。しかし、裏側矯正は食べかすが詰まりにくく、もし詰まっても気にせず飲食に集中できます。会話中に食べかすが見えてしまう心配もありません。

歯の裏側は唾液が常に循環しているため、虫歯・歯周病になる可能性も低いです。装置に汚れが付着しても、唾液である程度は洗浄されます。もちろん毎日の歯磨きは必要不可欠ですが、表側矯正と比較して、オーラルケアにかかる手間を省けるでしょう。

■裏側矯正のデメリット


一方、裏側矯正のデメリットは治療費です。治療を受ける歯科医院や症例によりますが、安価な場合でも100万円前後、高いと150万円近い治療費がかかります。矯正治療は基本的に自由診療なので、健康保険は適用されません。そのため、治療費は全額自己負担となります。少しでも治療費を抑えたい方は、表側矯正かマウスピース矯正を検討したほうがよいでしょう。

 

費用をまとめて支払うのが難しい場合、クレジットカードの分割払いかデンタルローンも候補に入ります。ただし、金利が発生するため、トータルの支払額は増えます。

また、矯正装置の取り付けに技術が問われる点もデメリットといえます。歯の裏側は確認が難しく、表側矯正よりもブラケットやワイヤーの取り付け難易度が高いです。歯科医師の技術に左右されますので、治療を成功させたい方は、症例実績や裏側矯正の経験豊富な歯科医院を選びましょう。

矯正装置を裏側に取り付けるため、発音・滑舌が悪くなる場合もあります。一時的な現象で、ほとんどの方は1ヶ月程度で元に戻りますが、仕事に影響が出ないよう注意が必要です。特に接客業の方は、歯科医師としっかり相談しましょう。

■表側矯正のメリット


表側矯正のメリットは、治療費を抑えられる点にあります。裏側矯正の治療費の相場は100~150万円ですが、表側矯正は60~100万円ほどです。100万円を超える症例はめったになく、半分程度で済む場合もあります。デンタルローンなどを使うとしても、金利を含めた総費用は裏側矯正よりも安価です。治療費を少しでも抑えたい方は、表側矯正が適しているでしょう。

また、ほとんどの症例に対応している点もメリットといえます。表側矯正は古くからある矯正治療の方法で、数え切れないほどの症例実績があります。軽度の不正咬合はもちろん、歯を抜く必要性がある重度の不正咬合まで、幅広く対応できます。他の方法では治療が難しい場合でも、表側矯正なら治療できることがあります。

 

発音への影響がない点も表側矯正の強みです。ブラケットやワイヤーを歯の表面に取り付けますので、装置が舌の動きを阻害する心配はありません。滑舌や発音は普段と変わらないため、装置装着後もこれまでと同じように会話できます。中には違和感を覚える方もいますが、すぐに慣れるケースがほとんどです。

■表側矯正のデメリット


一方、表側矯正のデメリットは装置が目立ってしまう点でしょう。歯の表面にブラケットやワイヤーを装着しますので、会話した際などに見えてしまうことがあります。特に金属製のブラケットとワイヤーを使う場合、遠目にも目立つので注意しましょう。

 

現在は真っ白いブラケットやワイヤーなど、目立ちにくい装置を利用した表側矯正も可能です。ただ、あくまで目立ちにくいだけですので、裏側矯正よりも目立ってしまう点に変わりありません。もし審美面が気になる方は、裏側矯正のほうが向いているでしょう。

食べかすが詰まりやすい点もデメリットです。表側矯正は。歯の表面にブラケットを装着しますが、ブラケットと歯の間に食べかすが詰まる場合があります。もし詰まってしまった場合、かなり目立ちますので、できるだけ早めに取り除くことが望ましいといえます。特に外食中は注意しておきましょう。

他にも、ブラケットが唇に引っかかって違和感を覚えたり、口内炎ができたりする場合もあります。ただ、違和感は時間とともになくなりますし、口内炎も歯科矯正用の粘膜保護剤を塗布すれば予防可能です。

■自分に合った矯正治療法を見つけることが重要


表側矯正と裏側矯正は、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。主に表側矯正は費用が安く、矯正装置が目立つ一方、裏側矯正は費用が高く、矯正装置は目立ちません。このような違いがありますので、自分に適した矯正治療の方法を見つけましょう。

 

例えば費用を抑えたい場合、表側矯正が適しています。反対に見た目を気にするのであれば、裏側矯正が適しているでしょう。

ただ、矯正治療は表側・裏側矯正以外にも、マウスピース矯正という手段があります。マウスピース矯正は費用が安価で、かつ装置が目立ちません。表側矯正と裏側矯正のよい部分を持ち合わせた治療方法です。

中でもインビザラインはポピュラーで、正確性の高い治療が可能です。部分矯正はもちろん、全体矯正も可能で、幅広い症例に対応しています。マウスピースも透明で目立たず、いつでも取り外せますので、飲食中に食べかすが詰まる心配もありません。ワイヤー矯正にこだわらないなら、インビザラインを検討してみるのもおすすめです。

■まとめ


ワイヤー矯正は表側矯正と裏側矯正に大別できますが、メリットとデメリットは異なります。表側矯正が向いている方もいれば、裏側矯正がよい方もいますので、治療方法は慎重に選びましょう。場合によっては、インビザラインなどマウスピース矯正も候補に入れるのがよいと思います。

治療方法で迷った場合、カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。歯科医師へ相談し、ご自身に合った治療方法を提案してもらいましょう。

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インビザライン治療中の飲み物に制限はある?注意事項を解説!

2023年7月28日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

マウスピースを使ったインビザライン治療はとても便利ですが、「治療中に飲むことができる飲み物が制限されるのか」が気になる方も多いはずです。一部の飲み物はマウスピースを外すことなく飲めますが、その線引きが曖昧…という方も見られます。
この記事では、治療中の飲み物に関する制限の有無やその詳細を紹介していきます。

 

目次

■インビザライン治療中でもマウスピースを外せば好きな飲み物を飲んでいい?
■マウスピースを装着した状態でも飲める飲み物とは?
■マウスピース装着中に避けるべき具体的な飲み物
■装着した状態でNGな飲み物を飲んだ場合の対処方法
■マウスピースを着けたまま飲むことがNGな理由
■インビザライン生活に慣れるまでにかかる期間
■まとめ

■インビザライン治療中でもマウスピースを外せば好きな飲み物を飲んでいい?


インビザライン治療は、ワイヤーを使用した矯正とは違って、透明のマウスピースを装着して歯並びを良くする方法です。装着すべき時間はルール化されていますが、いつでも取り外すことができ、例えば飲食の際に気軽に外せる部分も人気の理由です。しかし何かを飲む際に注意すべき点もいくつかあります。

まず気になるのは、「マウスピースを外せば何でも飲んでいいか」という問題です。これは取り外してさえいれば何を飲んでも問題ありません。マウスピースを装着している状態で飲むと、飲み物に入っている糖分などが留まりやすくなり、口腔内の病気の原因となりますが、マウスピースを外すことでそういったリスクも排除できます。

 

とはいえ、砂糖の入ったジュースを飲んだ後に口の中を洗わずマウスピースを再装着してしまうと、やはり虫歯などのリスクは高まります。そのためマウスピースを外していたとしても、再度マウスピースを取り付ける際にはしっかりと口の中を洗ってください。そうすることでインビザライン治療中の虫歯などを未然に防げ、スムーズな治療の進行が期待できるでしょう。

インビザライン治療を考えている方の中には、取り外しても好きな飲み物を飲めない…と誤解されている方もいらっしゃいます。上記の事さえ守れば問題ないのでご安心ください。

■マウスピースを装着した状態でも飲める飲み物とは?


インビザライン治療目的のマウスピースを外せば飲み物に制限はありませんが、一部の飲み物についてはマウスピースを装着した状態でも飲むことができます。
「水・無糖の炭酸水」だけが唯一マウスピースを着けたまま飲めるため、非常に重宝されています。

 

水には砂糖も入っておらず、虫歯や歯周病などの口の中の病気の原因にもならず、そのうえマウスピースが着色する心配もありません。
特に暑い夏場は水分補給もとても大切ですから、健康維持のためにもきちんと摂取しましょう。マウスピースを外して飲むと、再装着することになるので時間もかかります。そういった煩わしさを感じる場合のために、水や無糖の炭酸水を用意しておきましょう。

 

残念ながら他の飲み物を飲む時には、面倒ですが一度マウスピースを取り外してから飲むようにしてください。少しの油断が虫歯などの原因になることもありますし、それがインビザライン治療を妨げることになりかねません。

■マウスピース装着中に避けるべき具体的な飲み物


コーヒーのイラスト

コーヒーのイラスト

水と無糖の炭酸水しか装着中には飲めませんが、ここでは日常的によく飲む飲み物がNGな理由も含め紹介します。
大別しますと、「砂糖が入っている」「色が濃い」「熱い」、これらの飲み物がNGということです。

 

「砂糖」
・ジュース
・スポーツドリンク
・砂糖入りの各種飲み物
・炭酸ドリンク

 

「色が濃い」
・コーヒー
・紅茶
・お茶

 

「熱い」
・お湯
・熱いお茶など、熱い飲み物

 

注意したいのは、水はOKだけれどお湯はダメ、無糖の炭酸水はOKだけれど炭酸ドリンクはダメという点です。
迷わないためにも、「水・無糖の炭酸水」以外はマウスピースを外して飲むこと、と覚えておきたいです。

■装着した状態でNGな飲み物を飲んだ場合の対処方法


特にインビザラインの治療をはじめたばかりの頃によくあるのが、知らず知らずのうちにマウスピースを着けた状態でNGな飲み物を飲んでしまった…というケースです。すごく喉が渇いている時もつい装着していることを忘れ、飲んでから気づくこともあるでしょう。

 

もしマウスピースを外さずにNGな飲み物を飲んでしまった場合は、早めにマウスピースを取り外し洗浄し、口の中もしっかりと水で洗い、そのうえで再度装着しましょう。

着色程度であれば問題ないでしょうが、熱い飲み物を飲み破損した場合は、すぐに歯科医院に連絡し指示を仰ぎましょう。自己判断で解決できるものではありませんし、破損しているとケガをするリスクや、本来とは違った形状に変化し歯並びが悪化してしまう恐れもあります。こういったことを防ぐために、水や無糖の炭酸水を常に持ち歩いておくとよいでしょう。

■マウスピースを着けたまま飲むことがNGな理由


水など以外はマウスピースを外してから飲む必要がありますが、上記したように虫歯や歯周病を防ぐためでもあります。
そしてマウスピースの精度を維持するためでもあります。

インビザラインで使用するマウスピースはしっかりと計測された後に、患者様用に作られます。少しの油断で精度が低くなる恐れもあるので、マウスピースを着けたままジュースやコーヒーなどを飲むことが禁じられています。

 

とはいえ、状況次第ではマウスピースを外すことなく飲むべき場合も出てくるでしょう。
そんな時にはストローを使ったり、できるだけ糖度の低い飲み物や着色への影響が少なそうな飲み物を選びましょう。そして時間ができるとすぐにマウスピースを取り外し、口内も綺麗にし、再装着しでください。

■インビザライン生活に慣れるまでにかかる期間


インビザラインは一般的な矯正治療に比べると敷居が低いと言われ、治療中の見た目が気になる方にもおすすめです。しかし今回紹介したような飲み物の問題もあるので、慣れるまでには一定期間がかかるでしょう。
しかしおよそ1週間もすれば、自分の口の中にはマウスピースが入っていると常に認識するようになるので、飲んではいけない飲み物を飲むリスクも下がるでしょう。
そういった意味では1週間程度というのが慣れるまでの期間となります。

 

もちろん装着や痛み、違和感などの問題も含めると、1~3週間程度かかることも珍しくはありません。懸念される痛みについても、従来のワイヤーに比べるとかなりやさしめなので、矯正治療に対して恐怖心がある方も安心です。

■まとめ


今回は、インビザラインの治療中に飲める飲み物について紹介しました。

「砂糖が入っている」「色が濃くて着色汚れに繋がりそう」「熱い」飲み物はNGとなり、基本的には水や無糖の炭酸水以外はマウスピースを装着した状態では飲むべきではありません。
特に熱い飲み物を飲むと変形する恐れもあるので要注意ですし、大抵の飲み物に入っている砂糖も虫歯のような病気に繋がるためマウスピースを外してから飲みましょう。その後はしっかりと口内を洗ってから再装着してください。

 

水や無糖の炭酸水がなく、マウスピースを取り外すこともできなくてNGな飲み物を飲まざるを得ないこともあるでしょう。その際には時間ができるといち早くマウスピースと口内を洗浄しましょう。

一見すると面倒な生活に感じるかもしれませんが、自分がマウスピースを着けているという意識が芽生え、そして装着や取り外しに慣れてくれば何の問題もなく生活を送れます。

当院はこれまでに数多くのインビザライン治療を施しており、飲み物や食べ物に関するルールにも熟知しております。不安なことなどがありましたら、無料カウンセリングの際に気兼ねなくご相談ください。

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人気のインビザラインとキレイラインを比較!2つの違いを解説

2023年7月21日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

インビザラインと似ていると言われている矯正がキレイラインです。マウスピース矯正の一つで、比較的短期間で治療できる特徴があります。一見インビザラインと似ていますが、基本的に異なる治療方法です。

この記事では、インビザラインとキレイラインの違いをわかりやすく比較して紹介しています。

 

目次

■キレイラインとは?
■インビザラインとキレイラインの違いって何?
■インビザラインとキレイラインの共通点は?
■マウスピース矯正が人気の理由
■インビザラインとキレイライン、それぞれどんな人がおすすめなの?
■まとめ

 

■キレイラインとは?


キレイラインは、無色透明なマウスピースを利用し、歯並びを矯正するマウスピース矯正の一種です。主に上下の前歯12本を対象とした部分矯正で、奥歯や全体の歯並びの矯正には対応していません。しかし治療可能な症例は幅広く、叢生や出っ歯、受け口やすきっ歯など、軽度の不正咬合の矯正治療に対応しています。

 

マウスピース矯正というと、多くの方はインビザラインを思い浮かべるかもしれません。インビザラインは歴史が長く、世界で数百万の症例実績があります。そのため、世界的な知名度を持っています。

一方のキレイラインは歴史が浅く、インビザラインほどの症例実績はありません。数万円程度から治療を始めることが可能ですので費用重視の場合や、部分矯正をご希望の方に比較的向いています。

 

また、治療期間も最短で5ヶ月程度と短いため、短期間で前歯の歯並びを改善したい方にも適しています。一般的なマウスピース矯正は時間がかかりますので、治療期間の短さはキレイラインの強みといえます。

ただ、前歯が乱ぐい歯になっているなど、歯を抜く症例には対応していません。キレイラインは、軽度かつ歯を抜かない症例にのみ適応しています。

■インビザラインとキレイラインの違いって何?


悩んでいる女性

悩んでいる女性

インビザラインとキレイラインは、いずれもマウスピースを使って歯並びを矯正します。ただし、異なる部分が多いため、人によって向き不向きがあります。

 

まず異なる点は対応可能な症例です。インビザラインは全体矯正が可能で、ほとんどの症例に対応することができます。一方のキレイラインは部分矯正のため、全体の歯並びを整えたり、奥歯を矯正したりすることはできません。全体矯正が必要な時は、インビザラインが候補に入ります。

マウスピースの交換頻度も異なります。インビザラインは、およそ1~2週間ごとにマウスピースを交換しますが、キレイラインは3週間ごとに交換します。また、キレイラインはハードタイプとソフトタイプがあり、それぞれ3週間ずつ装着し、次の段階へと進みます。マウスピースの装着時間は、いずれも最低20時間程度必要です。

 

治療にかかる期間も違いがあります。先に述べたとおり、キレイラインは最短で5ヶ月程度、長くても1年3ヶ月程度で治療が完了します。インビザラインは症例によって異なりますが、部分矯正なら1年未満で済みます。なお、全体矯正の治療期間は2~3年が目安です。

インビザラインとキレイラインは、交換頻度や治療期間など、さまざまな違いがあります。慎重に選ぶことが重要ですが、迷った時は歯科医院で相談し、適切な治療方法を提案してもらいましょう。当院でもインビザラインの治療が可能ですし、無料でのカウンセリングも行っています。キレイラインよりも対象となる症例が多いのでおすすめです。

■インビザラインとキレイラインの共通点は?


一方、インビザラインとキレイラインには共通点もあります。特に似ているのはマウスピースの見た目で、どちらも無色透明の樹脂で作られています。ワイヤー矯正とは違い、装置を装着しても目立つことがありません。ただ、キレイラインは拡大床を併用する症例もあるため、装置の金属部分が目立ってしまう場合があります。

 

マウスピースの装着時間も同じです。インビザラインは、マウスピースを1日20~22時間以上装着しなくてはいけませんが、キレイラインも1日20時間以上を目安としています。ほとんど違いがなく、マウスピースの自己管理が必要な点も同一です。しっかりと習慣化させ、装着時間を守れるようにしましょう。

 

マウスピースを自由に取り外せる点も変わりません。飲食中はマウスピースを取り外して料理を楽しめます。また、歯磨き時も取り外せますので、ブラッシングの難易度が変わることもありません。

痛みや違和感の有無もほぼ同じです。感じ方は人それぞれ異なりますが、ワイヤー矯正ほどの痛みや違和感を覚えることはないでしょう。

■マウスピース矯正が人気の理由


女性の笑顔

女性の笑顔

歯並びを矯正する方法は、大別してワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。このうち、多くの方はマウスピース矯正を選択します。

マウスピース矯正が人気の理由は、装置をいつでも自由に取り外せるためです。ワイヤー矯正は、治療完了まで装置を外すことができません。飲食中や歯磨き時も付けっぱなしです。一方、マウスピースは任意に取り外せますので、飲食や歯磨きに専念することができます。

 

また、装置が目立たないことも人気の理由です。マウスピースは透明ですので、装着時にほとんど目立ちません。笑った時や歯が見えた時でも、ワイヤー矯正ほど目立つ心配がないため、接客業や人と触れ合う機会が多い方でも安心して治療を受けられます。

費用も安いため、矯正治療にお金をかけたくない方にも人気があります。キレイラインは20~40万円、インビザラインでも70~80万円で治療できるため、経済的な負担を抑えられます。

■インビザラインとキレイライン、それぞれどんな人がおすすめなの?


・インビザラインがおすすめな人
インビザラインは、部分矯正では対応できない症例はもちろん、奥歯や全体の歯並びを矯正したい方におすすめです。キレイラインと比べて対応できる症例が非常に多く、ほとんどの歯並びの矯正に対応しています。ワイヤー矯正のように、歯を抜く症例にも適応しますので、キレイラインよりも幅広く対応できるのがメリットといえます。

 

精度の高い治療をご希望の方にもインビザラインがおすすめです。インビザラインは、iTeroという3Dスキャナーを使って歯型を採取します。3Dスキャンによって細かな凹凸まで歯型を採れるため、従来のシリコンを使うよりも精度の高い治療が可能です。また、歯並びの変化のシミュレーションも可能なので、事前に治療前後の違いを把握できます。

 

・キレイラインがおすすめな人
キレイラインは、前歯の部分矯正を検討中の方におすすめです。上下の前歯12本を対象にしているため、前歯の歯並びが気になる方は検討してみるとよいでしょう。インビザラインより対応できる症例は少ないものの、その分治療費を抑えることが可能です。

症例によっては最短5ヶ月程度で矯正できるほか、長くとも1年3ヶ月程度で歯並びを改善可能です。他の治療方法ほど時間を取られる心配がありません。

■まとめ


インビザラインとキレイラインは似ている部分も多々ありますが、上記のように似て非なるものです。
マウスピース矯正はインビザラインが特に有名で、かなりの実績が世界中であるので、インビザラインがおすすめです。

キレイラインでは矯正が難しい症例であっても、インビザラインなら対応可能です。歯並びによってはインビザラインを検討したほうがよいでしょう。

 

当院では過去に数多くのインビザライン治療を行ってきており、手慣れた歯科医師が治療にあたります。マウスピース矯正ならではの利便性の高さを、ぜひ満喫してください。

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歯科矯正でよく見る専門用語を解説!治療前に知っておきたい言葉リスト

2023年7月14日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

ブラケットやリテーナーなど、歯科矯正ではさまざまな専門用語を用いています。歯科医師が治療を説明する際に用いることも多いですが、意味を理解できないまま説明を聞いてしまうと、後でトラブルになるおそれもあります。現在矯正治療を検討中の方は、矯正に関する専門用語をしっかり覚えておきましょう。

 

目次

■歯科矯正を考えているなら専門用語を知っておこう
■歯科矯正関連のよく見る言葉を解説
■まとめ

■歯科矯正を考えているなら専門用語を知っておこう


矯正治療を始めるにあたって、ほとんどの歯科医院は治療方法について丁寧な説明を行っています。しかし、専門用語を使ってしまうことも多く、患者さんが理解できないまま治療を始めるケースも少なくありません。ただ、専門用語を理解できずに治療を決めると、後から認識の齟齬が生じるおそれがあります。

 

知らない専門用語については、その場で歯科医師へ説明してもらうのもよいでしょう。ただ、どこまで説明してくれるか分かりませんので、ある程度はご自身で把握しておくことをおすすめします。

歯科矯正に関する専門的な用語は多数ありますが、実は難しい言葉はほとんどありません。例えば歯科医師から裏側矯正という言葉が出た場合、歯の裏に装置を装着する矯正方法であると大まかな予想がつくかと思います。なお、よく聞く言葉については当記事でも解説しますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

■歯科矯正関連のよく見る言葉を解説


・マウスピース矯正
マウスピース矯正は、歯にフィットする矯正装置(マウスピース)を装着し、歯を移動させる矯正治療の方法です。マウスピースは樹脂でできており、透明で目立たない特徴があります。後述のワイヤー矯正とは違って飲食中に装置を自由に取り外せるため、実生活への影響も最小限に抑えられます。

マウスピース矯正は少しずつ歯を移動させますので、治療には2~3年ほどの時間を要します。しかし、装置が透明で目立たないので、矯正中であることを周囲に隠したままにできます。装置を装着した時の違和感も少なく、痛みもほとんどありません。また、治療費も抑えられるため、費用をかけたくない方におすすめです。

 

・ワイヤー矯正

ワイヤー矯正中の口元

ワイヤー矯正中の口元

ワイヤー矯正は、ブラケット(後述)とワイヤーを利用して歯を移動させる治療方法です。古くからある矯正治療の方法で、矯正歯科の多くが対応しています。

ワイヤー矯正は治療費が安価で、治療期間も短くて済むメリットがあります。もし短期間で歯並びを改善させたい方は、ワイヤー矯正が適しているでしょう。

しかし、装置を歯の表面に固定するため、治療が終わるまで取り外すことができません。装置を取り付けた後、中には違和感や痛みを覚える方もいらっしゃいます。

また、金属製のブラケットやワイヤーを使う場合、装置が目立ってしまうのもネックです。審美面を気にする方は、目立たないワイヤー矯正を検討するか、裏側矯正やマウスピース矯正を選びましょう。

 

・ブラケット
ブラケットは、ワイヤー矯正で利用する装置のことです。ワイヤーを通せる構造になっており、歯の表面に取り付け、ワイヤーで固定することで歯を移動させる役割を担っています。ブラケットの素材は金属が一般的ですが、目立ちにくいプラスチック製やセラミック製もあります。ただ、どのブラケットを選べるかは歯科医院によります。

 

・部分矯正
部分矯正は、一部の歯・領域のみを矯正する治療方法です。一般的に歯科矯正というと、歯全体の矯正を指しますが、部分矯正は前歯数本のみなど、部分的な歯並びを矯正できます。

部分矯正は気になる部分だけを矯正できるため、治療期間は短くて済みます。また、装置も一部のみに装着すればよいため、治療費も抑えられます。一部の歯並びを改善したい方におすすめです。

一方で、全体の噛み合わせを矯正することはできません。出っ歯(上顎前突症)や受け口(下顎前突症)などの場合、全体の矯正が必要になります。対応可能な症例も限られるため、歯並びによっては部分矯正が不可能です。

 

・裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側にブラケットなどの装置を取り付ける矯正治療の方法です。舌側矯正やリンガルブラケット矯正法とも呼ばれています。ワイヤーで装置を固定しますが、歯の裏側にブラケットを取り付けるため、従来のワイヤー矯正のように目立つことはありません。

 

また、装置が比較的小さく、違和感や痛みが少ないのもメリットです。歯の裏側は常に唾液が分泌されているため、虫歯になるリスクも低減できます。

しかし、ワイヤー矯正やマウスピース矯正と比べて治療費が高額です。100万円を超える症例もあるため、支払いが難しい時は分割払いかデンタルローンも検討しましょう。

 

・インビザライン

インビザライン

インビザライン

インビザラインは、アライナーと呼ばれる透明なマウスピースを用いる矯正治療の方法です。アメリカのアライン・テクノロジーが開発しており、矯正治療の分野において豊富な実績を有しています。日本でもインビザラインに対応した歯科医院は増えており、気軽に治療を受けられる環境が整っています。インビザラインのメリットは、装置を自由に取り外せる点にあります。飲食中や歯磨き時に装置を装着する必要がありません。また、アライナーが透明で目立たないため、見た目が気になる方でも安心して治療を受けられます。

 

一方で、アライナーは1日20時間以上装着する必要があります。治療期間も長いため、長期的に取り組む覚悟が求められます。

 

・iTero
iTeroは、インビザライン治療で歯型を採取する際に用いられている3Dスキャナーです。従来の矯正治療は、シリコンを流し込んで歯型を採取します。一方、iTeroは口の中に小さなヘッドを入れ、スキャンすることで歯型を採取しています。シリコンよりも高精度で、スピーディに歯型を採取できます。これにより、精度の高い治療を可能にしています。

 

・チューイー
チューイーは、インビザラインの治療で用いる補助具です。アライナーを装着する際、歯にしっかりとフィットさせる目的で利用します。アライナーを手で装着した場合、歯との間に隙間ができてしまうことがあります。しかし、隙間があると歯の移動に影響するため、チューイーを用いるのが一般的です。チューイーはシリコンで作られており、何度でも繰り返し利用できます。ただ、使っているうちに弾力がなくなるため、定期的な交換が必要です。

 

・リテーナー(保定装置)リテーナー(保定装置)は、矯正治療直後の歯並びを安定させるために利用する装置です。歯科矯正後、そのままでは歯並びが元に戻ったり、乱れたりするおそれがあります。そうした不安定な状態を解消するために、矯正治療後はリテーナーを装着します。

リテーナーの装着期間は、矯正治療にかかった期間とほぼ同じです。短い方で1年程度、長ければ3年程度は装着する必要があります。ただ、矯正装置ほど歯に力をかけないため、違和感や痛みはほとんどありません。

 

・後戻り
後戻りは、矯正治療後に歯並びが戻ってしまうことを言います。後戻りは矯正治療の方法を問わず、誰にでも起こりうる現象です。矯正治療直後の歯は非常に不安定な状態で、すぐに後戻りするリスクがあります。せっかくの治療が無駄になってしまい、2度目の矯正が必要になります。治療後は後戻りが起こらないよう注意しましょう。後戻りを防止するためには、歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着する必要があります。

■まとめ


矯正治療を受ける場合、歯科医院でカウンセリングを受け、自分に合った治療方法を提案してもらうことが重要です。カウンセリング時には、歯科医師から治療の説明を受けると思いますが、専門用語を多用される可能性もあります。分からないまま治療へ入らずに済むように、用語をある程度覚えておくとよいでしょう。

 

矯正治療に関する用語は色々ありますが、難しい言葉はほとんどありません。また、歯科医師へ聞けば分からない用語を説明してもらえると思います。もし分からない部分があったら、遠慮せずに聞きましょう。

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大人になってからの歯列矯正で注意すること。医療費控除についても解説

2023年7月7日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

歯列矯正には年齢制限がなく、大人になってから歯並びを矯正することも可能です。しかし、子供の矯正とは違い、成人矯正にはリスクやデメリットもあります。矯正治療を検討中の方は、注意点を押さえたうえで治療の可否を判断しましょう。
今回は、大人になってから行う矯正の注意点を紹介します。

 

目次

■大人になってから歯列矯正する人も多い
■虫歯や歯周病のリスクが高まる
■子供の歯列矯正よりも痛みやすい
■自分に適した治療法かを見定める
■大人は医療費控除対象外になるケースも多い
■引っ越し予定がある場合は要注意
■まとめ

■大人になってから歯列矯正する人も多い


歯が生え揃ってから歯列矯正するのは難しい、と考えている方も多いのではないでしょうか。確かに子供の頃に矯正することが望ましいといえますが、大人になってから治療を受ける方も少なくありません。そのため、成人したからといって歯列矯正を諦める必要はないのです。

 

歯並びは顎の成長と深く関わっていますが、顎の成長は15歳頃までにほぼ止まってしまいます。子供の矯正は、顎の成長に合わせて治療計画を立てられるため、大人よりも歯並びを整えやすいといえます。

しかし、現在は成人後の矯正がポピュラーで、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、さまざまな治療方法が確立されています。また、歯を抜くことでスペースを確保し、歯並びを整える手段もあります。いずれにせよ、成人後に歯並びでお悩みの方は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。カウンセリングを受けてから、矯正するべきか判断しても遅くはありません。

■虫歯や歯周病のリスクが高まる


ただし、大人になってから矯正治療を受けるのであれば、虫歯や歯周病に注意しましょう。矯正治療中は、装置などの影響で口腔内のケアが難しくなる場合があります。

例えばワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットという装置を装着しますが、隙間に食べかすや歯垢が詰まりやすくなります。こまめな歯磨きが必要で、矯正治療前よりも丁寧なブラッシングが求められます。マウスピース矯正においても、マウスピースを適切に洗浄しなければ雑菌が繁殖し、口腔内の環境を悪化させるおそれがあります。

 

仕事などで忙しいと、歯磨きや口腔内のケアも怠りがちになってしまうと思います。しかし、歯列矯正中はこれまで以上に歯のケアが必要です。もし矯正治療中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を中断しなくてはいけません。その結果、矯正治療にかかる期間が延びてしまう可能性もあります。金銭的負担も増えかねませんので、日頃から虫歯・歯周病リスクを最小限に抑えるためのケアが求められます。

■子供の歯列矯正よりも痛みやすい


成人矯正は、子供の矯正と比べて痛みやすいことにも注意しましょう。子供の矯正は、歯や顎の成長に合わせて対応できますので、痛みに配慮した治療が可能です。装置を装着してしばらくは痛むかもしれませんが、通常は数日ほどで収まるため、ずっと続く心配はありません。

 

一方の成人矯正は、歯が固定された状態から移動させますので、子供よりも痛みを感じやすいです。もちろん個人差はあるものの、ある程度は覚悟しておいたほうがよいでしょう。

特に装置を固定するワイヤー矯正の場合、治療開始から数日間は強い痛みが出ることがあります。また、歯が動くことによる痛みもあるため、しばらくは気をつけておきましょう。

マウスピース矯正も痛みを感じる場合があります。しかし、ワイヤー矯正とは違って装置を固定しないうえ、歯を移動させるスピードも非常に緩やかです。装着時の違和感はあると思いますが、ワイヤー矯正ほど痛みは強くありません。ただし、その分治療には時間がかかります。

■自分に適した治療法かを見定める


大人になってから矯正治療を受ける方は、自分に適した治療方法を見極めることも大切です。歯列矯正は、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという装置を取り付け、ワイヤーで固定して歯並びを矯正する治療方法です。装置を歯の表面に取り付ける表側矯正と、裏側に取り付ける裏側矯正(リンガルブラケット矯正)があります。

 

表側矯正は治療費が安価で、マウスピース矯正と比較して短期間で治療できます。しかし、装置が固定されるため、人によっては違和感を覚えるかもしれません。ブラケットとワイヤーの色次第では、装置が目立つことも欠点です。

 

裏側矯正は、歯の裏側にブラケットを取り付けるため、装置が目立つ心配はありません。一方、表側矯正よりも治療費が高くなる場合があります。

マウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピースを使って矯正する治療方法です。さまざまな種類がありますが、特に有名なものはインビザラインです。インビザラインは、一定期間ごとに透明なマウスピースを交換しながら歯並びを移動させます。なお、当院でもインビザラインを用いた矯正治療を提案しています。

マウスピース矯正は費用が手頃で、裏側矯正と比べても安価です。また、装置を自由に取り外せるため、装置の違和感を気にせず飲食を楽しめます。ただし、治療期間は長くなりがちで、2~3年かかる場合もあります。

一口に歯列矯正といっても、ワイヤー矯正とマウスピース矯正では治療費や治療期間、対応できる症例が異なります。どの方法が自分向きか迷った時は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみましょう。

■大人は医療費控除対象外になるケースも多い


税務署

税務署

病院へ通院し、年間治療費が一定額を超えた場合に利用できるのが医療費控除です。医療費控除を適用した場合、税金が安くなります。歯科医院でも、虫歯や歯周病の治療は医療費控除の対象になりますが、成人矯正は医療費控除対象外の症例が目立ちます。

 

医療費控除の可否を分けるのは治療目的です。成人矯正の場合、顔の輪郭に影響が出ている、見た目が気になるなど、審美面の改善を理由に矯正する方も少なくありません。しかし、審美面の改善を目的とした矯正治療は医療費控除の対象外です。仮に矯正治療費を100万円支払ったとしても、医療費控除は適用されません。

一方、機能の回復を目的とした歯列矯正は、医療費控除の対象となる場合があります。例えば噛み合わせによって飲食に問題が出ている、正しく発音できなくなっているなどです。これらは審美面の改善ではなく、日常生活に支障をきたしており、機能の回復が必要と判断されます。このように、矯正治療を受ける理由によっては、医療費控除が適用される可能性があります。

ただ、医療費控除適用の可否は個々の症例次第です。治療を受ける前に、歯科医院で相談してみましょう。

■引っ越し予定がある場合は要注意


引っ越しを予定している方は、矯正治療を受けるかどうか慎重な判断をおすすめします。歯列矯正は、完了まで同一の歯科医院で治療を受けるのが一般的です。引越後も同じ歯科医院に通えるならよいですが、もし通院が難しくなる場合、治療計画に大きな影響が及びます。

 

引越先で新しく歯科医院を探し、治療を引き継いでもらうことも可能です。ただ、治療計画の見直しや変更は避けられず、新しい歯科医院で治療費を再度支払う必要があります。想定以上に治療期間が延びたり、費用が膨らんだりすることもあるでしょう。

成人矯正は、治療が終わるまでに年単位の時間がかかります。1~2年以内に遠方へ引っ越す予定がある方は、引っ越し予定時期と治療期間を比べてから治療可否を決めましょう。

■まとめ


歯列矯正は年齢の制限がなく、大人になってから治療を開始する方も少なくありません。ただし、虫歯や歯周病リスクがあるほか、子供の矯正よりも痛みが強くなる可能性があります。医療費控除も適用されるか判断が難しく、治療が完了するまでには時間もかかります。

 

当院では、患者さんに合わせて最適な治療方法を提案しています。歯列矯正を検討中の方はもちろん、治療を受けるかお悩みの方も、お気軽にご相談ください。

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後悔しないインビザライン矯正の受け方とは?知っておきたいポイント

2023年6月30日

 

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

マウスピースを用いるインビザラインは、透明で目立たず、装置を取り外せるなど、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットがあります。しかし、人それぞれ向き不向きがあるため、治療を受けるかどうかは慎重な判断が求められます。

今回は、後悔しないためのインビザライン矯正の受け方について紹介します。

 

目次

■インビザラインがどんな治療か知ろう
■自分の生活・生活パターンとインビザラインが合うかもチェック
■メリットだけでなく、デメリットも知る
■後悔しないためには歯科医院選びが重要
■治療中にはルールをしっかり守る
■まとめ

■インビザラインがどんな治療か知ろう


インビザラインを受けるか迷っている方は、まずどのような治療方法かしっかり知ることが重要です。矯正治療の方法は他にもありますので、違いを把握しておきましょう。

 

インビザラインは、アライナーと呼ばれる透明なマウスピースを使った矯正治療の方法です。治療へ入る前には、3Dスキャナーなどを使って一人ひとりの歯型を採取し、歯並びの変化をシミュレーションしたうえで治療計画を立てます。時間をかけて治療するのが特徴で、マウスピースを1~2週間ごとに交換し、ゆっくりと歯並びを変化させていきます。

 

ワイヤー矯正の場合、装置は歯の表面にしっかりと固定しますので、自分の意思で取り外すことができません。そのため、治療中に違和感を覚えたり、歯磨きがしづらかったりと、さまざまなデメリットがあります。

 

しかし、インビザラインのマウスピースは、いつでも好きな時に取り外しが可能です。飲食中はもちろん、歯磨きする際も取り外せますので、日常生活への影響も最小限に抑えられます。

 

また、インビザラインは治療費も抑えめで、100万円以上かかる症例は多くありません。裏側矯正よりも手頃で、ワイヤー矯正とほぼ同程度の治療費で済みます。

このように、インビザラインは多くのメリットがある矯正治療の方法です。ただし、ワイヤー矯正より優れているとは一概に言えません。生活リズムによっては、従来のワイヤー矯正が適している場合もあります。

■自分の生活・生活パターンとインビザラインが合うかもチェック


カフェで作業をしている女性

カフェで作業をしている女性

インビザライン治療を利用するかどうか迷った際は、まずご自身の生活パターンやリズムをチェックしてみましょう。もし合わないと判断した場合、他の矯正治療の方法も検討をおすすめします。

 

インビザラインは、およそ2~3年かけて歯並びを矯正する方法です。もし1~2年以内に引っ越しを予定している場合、治療が完了する前に引っ越しすることになるかもしれません。もちろん別の歯科医院に治療を引き継ぐ方法もありますが、治療計画の見直しが必要になったり、追加の治療費が生じたりする可能性があります。

 

このほか、短期間での矯正治療を希望する方にとって、インビザラインは不向きといえるでしょう。インビザラインと比べて短期間で済むワイヤー矯正を検討するべきです。

 

また、マウスピースをほぼ1日装着するのが難しい方にも適しません。インビザラインは、1日20時間以上マウスピースの装着が必要です。20時間に満たない日が出てくることもあると思いますが、1~2日であれば問題ありません。しかし、1日20時間以上の装着が難しいようであれば、インビザラインは候補から外したほうがよいでしょう。

 

マウスピースを付けたままにするのが難しい、外食が多くて脱着が面倒など、生活スタイルによってはインビザラインをおすすめできません。長期的な治療を受ける覚悟があり、1日20時間以上装着できる場合のみ、インビザラインを検討してみましょう。

■メリットだけでなく、デメリットも知る


インビザライン治療には多数のメリットがある反面、いくつかのデメリットがあります。治療を受ける際は、デメリットも考慮したうえで判断することが重要です。

 

まず挙げられるデメリットは、1日あたりの装着時間の長さが挙げられます。先述したように、インビザラインの装着時間は1日20時間以上が目安になっており、これを下回ると治療計画に影響が及ぶ場合があります。1日20時間以上を守るためには、生活リズムを規則正しいものにしたり、マウスピース装着を習慣化させたりすることが求められます。

 

また、治療期間も年単位に及びますので、矯正治療に対するモチベーションの維持も欠かせません。もしモチベーションが低下してしまうと、マウスピースの装着が億劫になり、治療に影響が出る可能性があります。最後までやり遂げる意気込みがなければ、インビザラインによる矯正治療は難しいと言わざるをえません。

 

インビザラインのマウスピースは自己管理が不可欠で、破損・紛失時には再作成が必要になります。管理の手間も増えるため、面倒に感じる方は管理の手間が不要なワイヤー矯正が向いているでしょう。

■後悔しないためには歯科医院選びが重要


インビザライン治療を成功させるためには、慎重な歯科医院選びが求められます。どこで治療を受けても同じ、と考えている方は多いと思いますが、治療のクオリティは歯科医院によって異なるのです。

例えばインビザライン治療では、歯型を採取したうえでマウスピースを作成します。しかし、歯型をシリコンで採取(シリコン印象)する歯科医院もあれば、3DスキャナーのiTeroで採取する歯科医院もあります。当然ながら精度が高いのはiTeroで、シリコン印象は精細な歯型を取ることができません。

 

歯型の採取方法が変わると、歯並びのシミュレーションや治療計画も大きく変化します。iTeroを使った場合は精度の高いシミュレーションが可能で、途中で治療計画に狂いが生じるリスクも抑えめです。一方、シリコン印象はシミュレーションが難しく、途中で治療計画が狂ってしまうおそれがあります。

 

また、矯正治療にかかる診断・検査費用や、装置の調整料も歯科医院によって異なります。出費が積み重なった結果、治療費が想定を超えてしまう可能性もあります。

当院のインビザライン治療は、iTeroを利用して歯型の採取を行っています。希望者には歯並びの事前シミュレーションも実施していますので、変化を確認したうえで治療の可否を判断可能です。また、精密検査や診断、カウンセリング料は頂きません。マウスピースの調整料も無料です。

■治療中にはルールをしっかり守る


インビザライン治療中は、決められたルールを守ることも欠かせません。ルールを守らなければ、治療期間が長引いたり、計画が狂ったりするおそれがあります。

 

特に大切なのは装着時間です。何度も言いますが、マウスピースは飲食や歯磨きなどを除き、1日20時間以上の装着が求められます。治療期間に関わりますので、外すタイミングや時間を明確にし、回数を最小限に留めるなど、ルールを決めて守ることが大切です。マウスピースを取り外すタイミングなどは、習慣になるまで意識しておきましょう。

 

ただし、装着時間を守りたいからといって、マウスピースを装着したまま飲食してはいけません。マウスピースに汚れや匂いが付着するほか、咀嚼した時に穴が空いたり破れたりするおそれがあります。飲食の際は必ずマウスピースを取り外し、飲食後は歯磨きをしてから装着しましょう。

マウスピースは毎日洗浄することも大切です。色や汚れが付着するだけでなく、放置すると雑菌が繁殖してしまいます。歯科医院などで洗浄剤を購入し、毎日欠かさず洗浄しましょう。

■まとめ


インビザラインはマウスピースが透明なので、目立たない矯正治療の方法として人気があります。装置も自由に取り外しできますので、違和感が少ないのもメリットです。

 

しかし、1日20時間以上装着が必須など複数のデメリットがあります。生活リズムによっては、インビザライン治療が向かない場合もあるでしょう。もし判断で迷った時は、歯科医院へ相談することをおすすめします。

当院のカウンセリングは無料ですので、お気軽にご相談ください。

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インビザラインの装着時間を守るコツは?治療計画通りに進めるためのポイント

2023年6月23日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

インビザライン治療で使用するマウスピースは、1日20時間以上装着する必要があります。

今回は、装着時間を守るコツについてご紹介するので、装着を忘れてしまう方、面倒に思われる方はご参考になさってください。

目次

■インビザラインの装着時間を守らないとどうなるの?
■インビザラインの装着時間を守るコツ
■まとめ

■インビザラインの装着時間を守らないとどうなるの?


生活リズムは人それぞれ異なるほか、日によって変わってしまうのは仕方がないことです。しかし、その影響でインビザラインの装着時間が守れないと、治療計画の見直しが必要になる可能性があります。

ワイヤー矯正とは違い、インビザラインのマウスピースはいつでも取り外しできるのがメリットです。一方、自由に取り外せることから、装着時間を守れなくなるリスクがあります。

 

インビザラインは、2~3年という長い時間をかけ、少しずつ歯並びを矯正する治療方法です。そのため、装着時間の短い日があっても問題はありませんが、常態化することは避ける必要があります。

インビザラインは、治療開始前に入念なシミュレーションを実施し、年単位で治療計画を立てます。もしマウスピースの装着時間が守れないと、歯に適切な力がかからなくなり、治療の遅れが生じるおそれがあるのです。その結果、マウスピースが自分の歯に合わなくなり、作り直しになってしまう可能性があります。

 

マウスピースを作り直した場合、以降の治療計画も見直しが必要になります。予定通りに矯正治療が進まなくなり、治療期間が数ヶ月延びてしまう可能性も否定できません。少しだけなら大丈夫、と思ってしまうかもしれませんが、計画通りに治療を進めたいのであれば、マウスピースの装着を習慣化させる必要があります。

 

マウスピースをつけているイラスト

マウスピースをつけているイラスト

 

■インビザラインの装着時間を守るコツ


○規則正しい生活を送って装着時間を守る

インビザラインの装着時間を守るためにも、規則正しい生活を意識しましょう。生活リズムが乱れてしまうと、インビザラインを装着するタイミングが不定期になってしまうおそれがあります。装着のタイミングが不定期になると、日によって装着時間も大幅に変わる可能性も考えられます。途中から億劫になり、マウスピースを装着しない日が出てくるかもしれません。

 

生活リズムは人それぞれ異なりますが、仕事や家庭の事情で不規則になりがちな方もいらっしゃると思います。ただ、生活が不規則だと、インビザラインの装着を習慣化させることが難しくなります。生活リズムが気になる方は、ぜひ見直し・改善に取り組んでみましょう。

例えば、食事は決められたタイミングでとる、歯磨きは食後30分以内に済ませるなど、自分の中でルールを決めてしまうのがおすすめです。ルールを決めておけば、ルーチンに従って行動できます。生活リズムが整うので、マウスピースの装着時間も決めやすくなります。

 

ただし、厳密に時間を決めてしまうのは禁物です。厳密に定めてしまうと、予定どおり行動できなかった時にストレスが溜まってしまいます。無理はせず、自分の可能な範囲で実践することが大切です。

 

○矯正に関するモチベーションを高める

マウスピースの装着時間を守るためには、矯正に対するモチベーションを高めることも重要です。治療完了までモチベーションを維持できれば、頑張ろうという気持ちが強くなり、マウスピースの装着も苦にならなくなるでしょう。

 

ワイヤー矯正の場合、自分で装置を取り外せません。モチベーションに関わらず、計画通りに矯正治療を進められます。しかし、インビザラインは自由に取り外しできますので、つい甘えが出てしまって外す時間が増えてしまうこともあります。

 

インビザラインは、マウスピースを1日20時間以上装着しないといけないため、確かにモチベーションが下がってしまうかと思います。ただ、矯正治療の遅れにつながりますので、最後までモチベーションを保つことが求められます。何らかの工夫を凝らしてみるとよいでしょう。

例えば、矯正治療完了後の理想の自分をイメージしてみたり、ご褒美を用意したりするのがおすすめです。こうしたモチベーションを高める工夫があれば、矯正治療に対して前向きな気持ちになれます。

 

○アプリの機能を使って時間管理をする

インビザラインの装着時間を守るために、スマートフォンやタブレットのアプリを活用する手段もあります。スケジュールを管理できるアプリや、タイマー・アラームアプリなどを使えば、マウスピースを装着するタイミングが来た時に教えてもらえます。これらのアプリを日頃から利用している方も多いと思いますが、ぜひインビザラインの治療で活用してみてはいかがでしょうか。

 

アプリを利用するメリットは、装着忘れを防止できる点にあります。もちろんアプリを使わず、マウスピースを装着する時間を管理することも可能です。しかし、時間を過ぎたり、忘れたりする可能性もゼロではありません。アプリを利用すれば、装着する時間が来た時に音などで知らせてくれます。装着時間を決められますので、マウスピースの装着を習慣化させやすくなります。

 

ただし、アプリに頼りすぎてしまうのも禁物です。装着時間を守るためにも、マウスピースの自己管理も忘れずに行いましょう。

 

○不要な間食をしない

できるだけ間食を減らすことも大切です。マウスピースは自由に取り外しできるため、食事や間食の際には取り外す方が一般的です。しかし、間食が増えるとマウスピースを取り外す機会も増えてしまいます。その結果、マウスピースの装着時間が短くなったり、付け忘れる頻度が増えたりするおそれがあります。1日20時間を守れなくなり、治療期間が延びてしまう可能性も否定できません。

 

不要な間食を減らせば、結果的にマウスピースを取り外す機会も減少します。マウスピースの装着時間も守りやすくなり、時間を管理する手間や負担も減らせるでしょう。口寂しい時に間食しがちな方は、代用手段を考えてみましょう。

 

ただ、装着時間を守るためだからといって、間食をゼロにするのは考えものです。間食の楽しみがなくなると、余計なストレスが増え、食事の量が増加する可能性もあります。装着時間を守ることも大切ですが、適度な間食も楽しみましょう。

 

ポテトチップス

ポテトチップス

 

○自分に甘えずルールを徹底

インビザラインを治療計画通りに終わらせたい方は、ルールを徹底することも大切です。「これくらいなら大丈夫」と、自分の中で何らかの基準を設けてしまう方も多いと思います。確かにある程度の甘えも必要ですが、後々まで引きずらないようにすることが求められます。自分に甘くした結果、その状態が長く続いてしまっては意味がありません。

 

自分への甘えをなくすためには、ルールを明確に決めておきましょう。例えば、食後30分以内に必ずマウスピースを装着する、就寝前に鏡で装着状態を確認するなど、明確なルールがあれば安心です。しかし、守れなかった時に自分を責めてはいけません。また、守るのが難しいルールを自分に課すことも避けましょう。

 

■まとめ


インビザラインは時間をかけて歯並びを矯正するため、治療期間が長くなりがちです。マウスピースは1日20時間以上、2~3年ずっと装着しなくてはいけませんので、途中で嫌になってしまうこともあると思います。

 

もし装着時間を守れるか自信がない時は、生活習慣を見直し、アプリで時間を管理してみましょう。それでも続かないようであれば、歯科医師へ相談してみるのもおすすめです。装着時間を守るためのアドバイスをしてもらいましょう。

 

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歯並びが綺麗だと何が良いの?みんなが歯科矯正治療をする理由3選を紹介

2023年6月16日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

歯列矯正は、出っ歯・八重歯・受け口など、乱れた歯並びを奇麗な歯並びに整えることができます。

綺麗な歯並び・矯正することのメリットについてご紹介するので、矯正治療にご関心のある方はご参考になさってください。

目次

■良い歯並び・悪い歯並びとは
■みんなが歯科矯正治療をする理由3選
■歯科矯正治療歯の種類
■迷ったら矯正専門の歯科医師に相談してみよう
■まとめ

■良い歯並び・悪い歯並びとは


悪い歯並び、良い歯並び、という言葉は多くの人が耳にしたことがあると思いますが、具体的に良い歯並び、悪い歯並びとはどんな状態のことをさすのでしょうか?

○良い歯並び

良い歯並びと聞くと見た目の美しさをイメージする人が多いかもしれませんが、重要なのは噛み合わせです。良い歯並びとは一般的に上下の前歯の中心が揃っており、正面から2番目以降の歯が2分の1ほどずつずれている状態をさします。また、上の歯が下の歯に2〜3mm程度重なって2〜3mm程度前に出ている状態もひとつの目安となります。また、前の下の歯を除いて上下の歯が互いに1本につき2本対応している状態が良好な噛み合わせといえます。大体の場合、完璧な歯並びの人はほとんどいません。噛み合わせには多少のズレがあることが多いですが、矯正を行うことで、前述した良い状態に近づけることができます。

 

○悪い歯並び

悪い歯並びは別名不正咬合とも呼ばれ、種類があります。不正咬合の場合、磨き残しも多くなり、歯垢や歯石が沈着し、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。また、歯と歯の隙間が大きい、内側に倒れている…といった場合は、見た目の問題だけでなく、正しい舌の動きができず、発音がおかしくなることもあります。

◇受け口(反対咬合)

上の歯より前に下の歯が出ている噛み合わせをさします。

 

◇出っ歯(上顎前突)

上の歯が前に出ている状態の噛み合わせを出っ歯といいます。歯が前に出ているので、見た目が良くないだけでなく、折れたり唇を切るなどのリスクもあります。

 

◇開咬

奥歯をきちんと噛んでも前歯が噛み合わなく、開いている状態を指します。指しゃぶりや舌を出すなどの悪い癖や遺伝などが原因で起こります。

 

◇八重歯・乱ぐい歯(叢生)

顎が小さいことで歯が並ぶ場所が狭くて歯列がデコボコになっている状態を乱ぐい歯といいます。症状が悪化すると後から出てくる歯が歯並びから外にはみ出してしまい、「八重歯」と呼ばれる重なりあって生えている状態になります。犬歯がはみ出した場合も八重歯に含まれます。

 

◇すきっ歯(正中離開)

上顎の一番前の歯は、生えてくる際は開いていても中切歯の隣の歯が生えてくると閉じてきます。これが開いたままになっている状態をすきっ歯といいます。上唇の内側のひだが大きすぎたり、永久歯が小さすぎたりすると起こります。

 

綺麗な口元

綺麗な口元

 

■みんなが歯科矯正治療をする理由3選


綺麗な歯並びになると、下記のようなメリットが得られます。みんなが歯科矯正治療を選ぶ理由を見てみましょう!

○噛み合わせが改善して食事を楽しめる&発音も改善!

不正咬合の状態だと、食べ物がよく噛み切れず、消化不良の原因になることもあります。歯並びが綺麗になることで、消化器官を助けるだけでなく、食事をストレスなく楽しむことができます。口元の筋肉や顎の骨の成長にもつながりますよ。また、「不正咬合による発音の悪さ」からも解放されたという声もみられました。滑舌に関する悩みがある人にとっても歯列矯正は有効な手段だといえます。

 

○お手入れがしやすいので虫歯・歯周病のリスクが減る!

凸凹の歯並びだと、どうしても磨きにくい箇所が出てきて歯の隙間や溝に汚れが溜まりやすくなります。特に歯が重なり合っていると歯ブラシの毛先が届きにくくなります。歯並びが綺麗になると、日頃のケアもしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。虫歯になりやすい体質だったけど歯列矯正をしてから虫歯が減ったという人もいらっしゃいます。

 

○笑顔の印象が良くなり自分に自信が持てる!

歯並びが悪いということをコンプレックスに感じている人は沢山います。歯並びが美しくなると、自然と笑顔が増えて、顔つきも明るくなります。笑顔の印象も良くなることで、自分にも自信が持てるようになります。また、歯並びは顔の骨格にも影響するので、なかには左右の顔のバランスが整う人もみられます。「長年のコンプレックスから解消されて口元を隠さず笑えるようになった」「気持ちも明るくなった」という人もいらっしゃいます。

 

■歯科矯正治療歯の種類


従来からのワイヤー矯正と、マウスピース矯正など、歯科矯正治療にも種類があります。ワイヤー矯正は歯にブラケットと呼ばれる器具を装着し、そこにワイヤーを通して矯正力をかけて歯列を整えていく方法です。強い力をかけることできるので、治療期間は短期間で済むことも多いですが、締め付けられるような痛みを伴うケースがたくさん見られます。

一方新しい矯正方法として定着してきたマウスピース矯正は、患者様の歯型を採取し、それを基に作成したマウスピースを歯に装着することでゆっくりと歯列を整えていく方法です。マウスピースは1週間〜2週間置きに新しい段階のものへと取り替え、1日20〜22時間以上装着します。

 

○マウスピース矯正のインビザラインとは

アメリカのアライン・テクノロジー社で1997年に開発されたのがインビザラインです。現在すでに世界100か国以上で使用されており、2021年時点で1,000万人以上の患者様がいる信頼と実績のある歯列矯正です。インビザライン治療では、治療をはじめる前にお口の中をスキャンし、歯列の変化を3D画像を見ながらシミュレーションできます。矯正治療前に矯正後の歯並びを確認できるので、治療計画と治療後の歯並びのギャップが生じにくいのがメリットです。インビザラインは透明なので、装着中も目立たず、痛みもありません。

 

インビザライン

インビザライン

 

■迷ったら矯正専門の歯科医師に相談してみよう


矯正治療を行うか迷っている方は、ひとりで考え込むのではなく、歯科医師に相談してみてはいかがでしょうか。矯正専門の歯科医師が在籍しているクリニックだと専門家の視点で適切なアドバイスや提案を受けることができるので、不安がある人でも安心です。矯正を専門とする歯科医師は、高度な知識や技術を有しているだけでなく、多くの症例に携わった経験も持っています。そのため、患者様それぞれの状態に合わせた適切な治療を提案できます。

 

当院は矯正専門医院で、数々の症例に対応しています。従来からのワイヤー矯正や部分矯正はもちろん、近年人気を集めるマウスピース矯正も行っております。矯正治療に関するお悩みがある方はぜひ一度当院にご相談下さい。

 

■まとめ


歯科矯正治療を行う事で、精神的にも肉体的にも、生活の質(QOL)を高める事につながります。歯並びが綺麗だと見た目の美しさだけでなく、体の健康を守ることにおいても重要な役割を果たします。歯並びに関するお悩みがある方は、なるべく早く歯科医院に相談することがおすすめです。

 

「矯正は痛そう」「矯正は見た目が気になる」という人には特にインビザラインがおすすめです。当院でも矯正治療を実施しており、インビザラインでの治療も可能です。気になる方はぜひ一度ご相談ください。

 

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歯列矯正で医療費控除は使える?適用できる条件をわかりやすく解説

2023年6月9日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

今回は、歯列矯正で医療費控除が受けられる条件や申請方法、そして注意点などを分かりやすく説明します。

金額面で治療を受けるか悩んでいる方は、是非、ご参考になさってください。

目次

■歯列矯正で医療費控除は適用可能か
■医療費控除が使える歯列矯正とは?
■控除額はいくらなの?控除の申請方法は?
■医療費控除適用可能かどうかを事前確認したい
■歯列矯正で医療費控除を受けるときの注意点
■まとめ

■歯列矯正で医療費控除は適用可能か


歯列矯正治療を受ける際に医療費控除が適用されるかどうかは、ケースバイケースとなります。矯正治療をする全ての人が控除の対象ではなく、具体的な状況により変化します。

本当に歯列矯正が必要なのかが重視され、例えば大人の方が見た目を良くしたいといった場合には医療費控除の対象外となります。具体的な状況については専門の歯科医師に確認してもらいましょう。当院ではカウンセリングを無料で行っていますので、その際に控除適用されるのか、どういった手順で治療が進むのか、などをお伝えいたします。

 

医療費控除の対象であっても申請をしなくてはその恩恵を受けられないので要注意です。申請はそれほど難しくはないため安心してください。

 

■医療費控除が使える歯列矯正とは?


上記のように、医療費控除が全ての歯列矯正で適用されるわけではないので、どんな条件だと控除できるのか知っておきましょう。

大人と子供で判断基準が異なります。

 

子供は成長過程にあるので医療費控除の対象になりやすく、大人は機能的な問題などが生じている際のみ対象になります。

 

○子供の場合

子供が健康に成長していくためには噛み合わせが重要になってきます。そのため多くの場合、子供の歯列矯正は医療費控除の対象となります。小学生や中学生のうちに矯正治療をする子供も増加しており、基本的には控除の対象になっています。子供は大人に比べて医療費控除を受けやすいとはいえますが、断言できるものではありませんし、最終的には税務署が判断します。

 

○大人の場合

大人は子供とは異なり、「見た目を美しくしたい」といった審美的な目的では医療費控除の対象外となります。
例えば、歯並びに問題があって、何らかの機能面や咀嚼、発音に影響がある場合などは、大人の場合も医療費控除の対象となります。

具体的には、「歯並びが悪くてご飯を食べる時にうまく咀嚼できない」「滑舌が悪く発音しづらい」などが挙げられ、日常生活を送る上で不都合があるケースで認められることが多いです。

 

ですが、審美的な目的で歯列矯正を希望した場合でも、検査の結果機能的な問題があると判断され、医療費控除が適用可能なこともあります。機能的な問題はないと思っていても歯科医師に判断してもらうまでは分かりません。歯列矯正で歯並びを美しくした結果、見た目が綺麗になるだけでなく、機能的にもより良くなる可能性があります。

 

税務署

税務署

 

■控除額はいくらなの?控除の申請方法は?


歯列矯正において医療費控除が適用される場合、一体何が控除の対象となるのでしょうか。

 

○医療費控除に該当する費用

  • 歯列矯正の装置代
  • 各種検査費用
  • 診察料や処置料
  • 処方された医薬品類の費用
  • 病院に通院するための交通費(交通手段は限られる)

以上が、医療費控除適用となる費用です。
矯正治療は基本的に高額ですから、ローンサービスを使用することもあるでしょう。そういった際の支払い分についても医療費控除に含めることができます。

 

○医療費控除に該当しない費用

  • 歯科矯正に関係のない処置や医薬品類の費用
  • ローンにおける手数料など

医療費控除に該当する費用に交通費と記載していますが、例えば自家用車で通院する場合は、ガソリン代の控除は不可能です。そのため電車やバスを使用するのがおすすめです。ちなみにタクシーは特殊な条件となり、電車やバスの利用が不可能な場合のみ、全額が医療費控除の対象となります。

 

続いて、控除の申請方法について解説します。

歯列矯正が医療費控除の対象となった場合でも、結局は申請しなくては何の意味もありません。

医療費控除のやり方は、確定申告により行います。確定申告の経験がない方にとっては面倒な作業かもしれませんが、医療費控除の申告だけであれば意外と簡単です。

 

確定申告で医療費控除の申告を行う際には、「医療費の領収書」など金額が分かるものを用意してください。公共交通機関を利用し、その費用も控除適用させる際にはその金額が分かるものも用意しましょう。

用意するべきものは年齢や職業、ローンを利用したかどうかによっても異なります。

上記した書類を確定申告の際に添付する必要がないケースもありますが、金額を計算することになるので必須です。また後日税務署から連絡が入る可能性もあるため書類は全て5年間は残しておきましょう。

確定申告は前年の分を、2月15日~3月15日(例外年あり)の間に行います。しかし治療から5年以内であれば後から医療費控除を受けることもできます。

 

書類にハンコを押している男性

書類にハンコを押している男性

 

■医療費控除適用可能かどうかを事前確認したい


自分の歯列矯正は医療費控除対象になると思い込んでいても、対象外のケースもあります。そうならないためには、実際に契約をする前に専門の歯科医師に判断してもらいましょう。そうすることで医療費控除が適用されそうかが判断できるだけでなく、自分の歯列の状況も分かります。高額な治療なのでしっかりと考えて臨むのがベストでしょう。

しかし歯列矯正をしなければ機能的な問題が生じるケースもあるため、やはり診断内容を重視することも重要です。

歯科医院の中にはカウンセリングサービスを行っているところもあります。当院でもカウンセリングを実施しているのでその際にご確認ください。

 

■歯列矯正で医療費控除を受けるときの注意点


歯列矯正で医療費控除を受ける際に注意すべきことはいくつかあります。まずは確定申告の期限です。上記のように治療から5年間はさかのぼって控除の申請が可能ですが、基本的には前年の確定申告は次の年の初めに行うため、後回しにするとかなり面倒です。

 

歯列矯正の実施に当たり保険金が支払われることもあるでしょう。そんな時には支給された保険金を差し引き、控除申請をしてください。医療費控除・確定申告に関して不明な点は税務署に確認しましょう。

確定申告が終了して安心…というわけではなく、関連する資料は5年間きちんと保持しておいてください。

医療費控除額は上限が200万円と決まっていますが、通常は歯列矯正だけでこの金額に達することはないでしょう。還付される金額は課税される所得金額に応じて変化し、「医療費控除額×税率」で計算可能です。

 

■まとめ


歯列矯正にはいろいろな種類があり、また治療を受ける患者様の状態に応じて金額が変わってきます。いずれにしても安い治療ではないので、医療費控除の対象であれば確定申告をしてみるべきです。

 

基本的に小学生や中学生は医療費控除の対象となりますが、大人の場合は機能的な問題や咀嚼、発音に問題がある場合が対象となります。自分で判断できないため、自らの歯列の状態を専門の歯科医師に診察してもらいましょう。当院は安心していただくために無料のカウンセリングを設けており、金額面も明朗会計です。何かご不明な点がありましたら、ご相談ください。

 

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インビザラインで歯が動く仕組み。通常の矯正との違いって何?

2023年6月2日

こんにちは。世田谷区にある三軒茶屋デンタルデザイン歯列矯正歯科です。

 

インビザラインは、透明なマウスピース(アライナー)を利用し、少しずつ歯を動かす矯正方法です。

インビザラインをご検討の方は、この記事を通して、歯が動く仕組みをご理解いただき、治療選択の際に役立てましょう。

目次

■歯根膜が重要な役割を果たす
■通常の矯正とインビザラインの歯が動く仕組みの違い
■その時々に合ったマウスピースに交換して動かす
■補助器具を使用することも
■マウスピースの装着時間が短いと無意味
■まとめ

■歯根膜が重要な役割を果たす


まず矯正治療で歯が動く仕組みですが、歯根膜(しこんまく)の働きが重要な鍵を握っています。歯根膜は、歯の根と骨の間に存在するとても薄い膜で、これらをつなぐ役割を担っています。伸び縮みするのが特徴で、矯正治療は歯根膜の伸縮する特性を利用して歯を動かしているのです。

 

歯の見える部分に装置などで力を加えると、歯根膜は伸びたり縮んだりします。歯を引っ張ると、それに合わせて歯根膜も伸びる一方、押された側にある歯の歯根膜は縮みます。

そして伸びた歯根膜は、隙間を埋めようと新たな骨を生み出そうとし、縮んだ歯根膜は隙間を作るため骨を溶かそうとします。こうした働きを繰り返すことで、乱れてしまった歯並びを矯正していくのです。

矯正治療では、歯根膜をゆっくりと移動させます。強い力で一気に引っ張ると、歯根膜にダメージを与えてしまうおそれがあるためです。方法にもよりますが、1ヶ月あたり1ミリ程度ずつ移動させるため、始めのうちはほとんど変化に気付かないかもしれません。しかし、数ヶ月も経てば目に見えて変化しますので、矯正治療は時間をかけて取り組むことが重要です。

 

歯根膜をあらわしているイラスト

歯根膜をあらわしているイラスト

 

■通常の矯正とインビザラインの歯が動く仕組みの違い


矯正治療の方法は、一般的なワイヤー矯正とインビザラインなどマウスピース矯正に分けられます。歯根膜を動かす点では、どちらの治療方法も同じですが、力を加える方法が異なります。

一般的なワイヤー矯正の場合、歯の表面にブラケットという器具を取り付け、ワイヤーで固定することで歯に力を加えます。歯を引っ張ることで歯根膜に刺激を与え、歯並びを矯正させています。しっかり力を加えるため、治療期間は短めです。

 

一方のインビザラインは、マウスピースで歯と歯茎を包み込み、徐々に力を加えることで歯並びを矯正します。ワイヤー矯正ほど強い力を加えることはなく、非常にゆっくりとしたペースで歯並びを矯正するのが特徴です。

また、治療へ入る前に3Dスキャナー(iTero)で歯型を取り、歯並びの移動をシミュレーションします。そのデータを元にマウスピースを作成し、1~2週間ごとに新しいものへと交換して歯を移動させていきます。最初から矯正後の歯並びを予測できるため、ワイヤー矯正よりも精度の高い治療が可能です。

ワイヤー矯正は、歯に強い力を加えるため、痛みや不快感を感じてしまう方もいます。しかし、インビザラインは歯に与える負荷が少ないため、痛みや違和感は少なめです。できる限り負担を少なくしたい時は、インビザラインが適しているでしょう。

 

ワイヤーの矯正装置

ワイヤーの矯正装置

 

■その時々に合ったマウスピースに交換して動かす


一般的なワイヤー矯正は、矯正治療完了まで同じ装置を使い続けます。しかし、インビザラインは同じマウスピースを使い続けることがなく、その時の状態に合わせたものを利用します。マウスピースの交換頻度は、先に述べたように1~2週間で、少しずつ歯並びを矯正していきます。ただ、症例によってマウスピースの交換頻度は変わるため、治療完了までに利用する個数は人それぞれ異なります。

インビザラインでは、マウスピース1個あたり0.2ミリ~0.5ミリずつ歯を移動させるよう治療計画を立てます。マウスピース一つ一つは、1ヶ月で1ミリ動くかどうかといったレベルで設計しているため、日常生活に影響が及ぶ心配はありません。

 

それぞれのマウスピースは、わずかに形状が異なるように作られています。見た目はほぼ同じでも、ミリ単位で形状が変わっていますので、歯科医師の指示に従って交換する必要があります。同じマウスピースを指示された期間以上使ってはいけません。

また、インビザラインのマウスピースは完全オーダーメイドで、一人ひとりの歯型に合わせて設計しています。市販のマウスピースでは代用できませんので、もし紛失・破損した際は、速やかに歯科医師へ伝えましょう。

 

■補助器具を使用することも


インビザライン治療では、マウスピースを利用して少しずつ歯を移動させます。しかし、歯並びの微調整が必要な時などは、補助器具を利用する場合があります。補助器具の有無は人それぞれ異なり、歯科医師が個々の状態をチェックして判断します。

 

○アタッチメント

インビザラインで広く用いられている補助器具がアタッチメントです。アタッチメントは歯の表面に取り付ける小さな装置です。色は白色で、歯とほぼ同化するようになっており、装着してもほとんど目立ちません。歯の表面に突起ができるため、人によっては違和感を感じる場合があります。しかし、マウスピース装着後は違和感がなくなり、普段と同じように過ごすことが可能です。

アタッチメントは、主にマウスピースを固定する役割を担っています。マウスピース単体で装着した際に浮いたりずれたりする場合、アタッチメントを滑り止めとして装着します。

また、歯を動かす補助的な役割もあります。マウスピースのみでは歯を動かす力が不十分な場合、アタッチメントが歯の移動をアシストします。

アタッチメントを一度装着した場合、治療終了まで装着したままとなります。もし取り付けたくない時は、歯科医師としっかり相談してみましょう。

 

 

○顎間ゴム

インビザライン治療時、顎間ゴムを取り付けるケースもあります。顎間ゴムは、マウスピースのみでは歯の移動が不十分な場合に利用する補助器具です。エラスティックとも呼ばれており、安全性の高い医療ゴムが利用されています。

 

顎間ゴムの形状は一般的な輪ゴムと同じですが、とても小さく、サイズは数ミリ~1センチ程度しかありません。インビザラインのマウスピースか、歯の表面に小さな突起のボタンを装着し、ゴムを引っ掛けることで歯に力を加えます。

 

しかし、小さいながらも歯を移動させる力があり、マウスピース単体と比べて効率的に歯を矯正できます。顎間ゴムを利用するタイミングや期間は人それぞれで、数ヶ月で済む場合もあれば、1年程度利用する場合もあります。また、ゴムはその都度自分でかける必要があるため、手間が増える点には注意しましょう。

 

■マウスピースの装着時間が短いと無意味


インビザラインで用いるマウスピースは、いつでも好きなタイミングで取り外せます。一方、1日の装着時間は20時間以上が目安で、基本的に就寝時も装着したままにする必要があります。就寝時のみ使うなど、装着時間が短いと意味がありません。

諸事情で20時間以上装着できない日もあると思います。もし週に1回程度、装着時間が20時間に届かなかったとしても問題はありません。しかし、20時間に満たない日が何日も続いたり、丸一日装着しない日があったりすると、治療計画に影響が及んでしまいます。

マウスピースの付け忘れを防止するために、外出時も常に持ち歩いておきましょう。また、生活リズムを整え、決められた時間に装着できるよう習慣化することが望ましいといえます。

 

■まとめ


矯正治療には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正といった方法があります。いずれも歯根膜の動きを利用しており、膜の伸び縮みによって歯並びを矯正していきます。

インビザラインは力のかけ方が緩やかで、その時に合わせたマウスピースを使い、ゆっくりと歯を移動させます。治療に時間はかかりますが、痛みや違和感は少なめです。ただし、ほぼ1日中装着しないといけませんので、付け忘れには注意しましょう。

インビザラインについて気になることがありましたら、ぜひ当院にご相談ください。

 

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